ぼんくら解体新書

俺は絶対サブカル男子ではないっ!

銀杏BOYZ『骨』のMVを見た

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好きなものってのは、だんだん''思い入れがあるから好き''って側面も出てきて、本当にそれは良いものなのか判断する際にフィルターがかかってしまう。歌っている人が好きなら、その人がどんな曲を歌おうとも認めてしまう
楽曲の中で異常に思い入れがある曲が存在するなら、その曲はその曲自体の優れた面と、自分の思い入れで、好きが形成される、形成されてしまう。
銀杏BOYZが好きで峯田が好きで、何曲かは自分の中で特別な思い入れがある。そんな曲たちは自信を持って好きだと言えるし、曲としても良いと言える。
ただ、銀杏BOYZだからといって全肯定する感じにもならなくて、実際、この曲はあまり聴かないってのもある、少ないけどね!!
それは昔というか、前の体制のときの銀杏の曲でも2曲くらいあるし、エンジェルベイビーもそう
まあやから3、4曲くらいですかね

 

 

「曲に意味なんてない」
その言葉はその曲を作った人が言う言葉であって聴いてる側が聴いてる側に使うのはどうなの?と思う
たしかに作り手にその曲を作った意味なんてなくても、聴いてる人の中で意味ができあがるわけじゃないですか
その意味ってのはその人の思い入れでもあって聴いてる人によって更に曲が形成されていく。
んで余計に好きになってくし、音楽にこじらせていく
銀杏BOYZを聴き始めて、好きになって、銀杏''関連''のものまで手を出してくのがわりとファンの人らの中でも多いと思う
わかりやすいのはグミチョコレートパイン読むとか、峯田が主演の映画見るとか
そんな峯田が主演の映画『アイデン&ティティ』
原作はみうらじゅん
峯田と麻生久美子さんが出演していて今からおおよそ15年前なんでどちらも若い
昨日公開された銀杏BOYZの『骨』のMVはどう考えてもこの、『アイデン&ティティ』と関連してる。
商店街をただ歩く2人、ほんまにただ歩くだけで、そのなんでもない日常、なんでもなさすぎるけど2人で歩いてることの幸せ、それを見た。
何か2人に特別なことが起こるわけでもない、そういうのはいらなくて、ただの2人の歩き、それだけで見てる側もなんだか幸せになるし、泣けてくる。
『アイデン&ティティ』を見てなくとも良いものに思えるかもしれない。
ただ、MVが作られる前提として、明らかに制作サイドは『アイデン&ティティ』を意識したと思う。ていうかしてなくてもファンは関連づけると想定はできる。たしかに自分も映画を思い出したし、ツイッターでもそれは言われてた。
おおよそ15年前の映画で、あれからの月日、銀杏も自分も変わった。そこで銀杏の新曲、骨のMVで、ただ、商店街を幸せそうに歩く峯田と麻生久美子さん。
そんなんね、良いに決まってるじゃないですか、いいね👍があるなら押すしかないじゃないですか、
最初に言うた思い入れフィルターもかかってますし、麻生久美子さんの絶妙な女性像、そら良いですよ。
エンジェルベイビーと二回戦のMVはそのMVの中で話があって、単独の作品でした。そこに銀杏ファンが喜ぶ前提や設定は別になかった。
なくても全然良いのです、その単独のMV内での世界観で勝負すればいいのだから。てか本来は世界観や物語だけで勝負する場やと思うんですけどね。
でも、骨のMVは銀杏ファンが喜ぶような前提や設定をぶちこんできました
そんなん、そんなん、良いに決まってるじゃないですか、
ファンはそら喜ぶでしょ
俺もええやんってなったし

でも見誤ってはいけないのは骨のMVは前提があって成立してるということであって、MVを見る際も思い入れフィルターを通して見ることしかできなくて、それはそれでええんやけど、それがベストかって言われたらわからない
前提で成り立ってるとか、ファンが喜ぶ設定であること。
骨のMVは僕は良いと思います、でも良いと思うと同時に「これでいいのか?」て思ったのもあって、ほんま、ややこしいファンですね、すいません、
でも思ったんですよ
そら『アイデン&ティティ』見てない人が見ても良いものとは思いますけど、それは見る側の話で、制作サイドは『アイデン&ティティ』ありきでしょ、

あー!ややこしいやつやわ!僕は!やんなっちゃうよー!
なんで良いと思ってもこう、気になるとこがあるのでしょうか、素直に良いねー!だけ言えないのでしょうか、
これも''思い入れ''のせいですかね

こんな意見、銀杏BOYZからしたら余計なお世話の極みですからね

あと感じたのは好きなあの娘に手を伸ばすけど届かないってのが昔の銀杏なら、今はあの娘が隣にいる状態なんやなと思いましたよ
手は届くんです、もう、あの娘の手は握れるんですよ、銀杏BOYZは。
やからって違うって話じゃなくてそれはそれで良いです、ただそう変わったんやなって思いました
そういう変化、2人の世界がもう存在している状態を歌うっていうのを峯田と麻生久美子さんがただ、商店街を歩くMVで知れて良かったとも思います。 

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骨のMVは前提ありきのものであってそこには思い入れも重くのしかかってきて、そういう作品だと思いました。もちろん、それはそれで良いのですが、そればっかりはきつい、やっぱり本当に作るべきは目新しいものであって、何回も言いますけど、骨のMVは良いと思います。けど他のMVとは違う系列なんです。単独で存在しているものではないし、そのMVだけの物語があるわけじゃない。

今回のMVは良いけども、それはそういうの(前提や設定としてファンが喜ぶのを詰めたMV)もあっても良いってことと思いました。  ただ、そういう作品がメイン、銀杏の主としてなってはならないです。それは前進することにならない。本来はエンジェルベイビーや二回戦のMVが主であり、そちらが多く評価され、前提ありきの骨のMVはサブとして、そういうMVもあって良いって感じにならないといけないと感じました。

 でも、そんな僕のようにいちいち意味を見つけようとしたりMVの世界観がどうとか、そんな見方は懐古主義に繋がるともなるとも思います

骨のMVのようなファン受け絶対の作品の方が単独で存在する作品よりウケてはダメだと思うし、かといって懐古主義にもなっては前進もしない。

過去作のオマージュやリブート的、ファンが喜ぶスタイルから更に新たなものを生み出す、というよりは制作サイドからすればアイデン&ティティ前提で、''思い入れ''に特化した骨のMV、それは、たとえ良いものでも決して新たなものを生み出したわけではないと思います。振り返りの作業はたしかに必要です、やから良いと思いますけど、これがメインになってはいけない。

銀杏トリビュートアルバムや銀杏BOYZのムック本しかり、振り返りは何回でもできてしまいます。ただ、それは前進させる機会にはなりますが、そのような作品で前進するわけではないと思います。

 

僕は銀杏BOYZを懐古主義に走らず、かといって疑問の念を全く持たないってのもせずに、良いバランスで見たいし、銀杏の作品を良いと思いたいし、評価したいですけど、そもそもそんなかしこまった見方さえ、おかしいといえばおかしい

もっと気楽に見てもいいんですけど、僕の中で銀杏を聴く意味が大きくなりすぎて、思い入れもあってね、変なやたらややこいやつになっちゃってます。

 

とにかくね、いろんな感情や考えが湧くMVでした。
そういうMVを作れるのが銀杏BOYZの良さであり、峯田の良さでもあるなと思いました。

 

あと、文章読んでなんじゃお前って思われた方、すいませんでした。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

 

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いや、しかし色々言いましたけど麻生久美子さんってほんといいですねえ。

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夢で逢えたらいいなー!!

 

 

おわり

エロ本見てたら声かけられた話

小5くらいのときにね、もうエロ本が見たくて見たくてしょうがなくて友達とコンビニ行ったんですよ。

もう、なんせコンビニエンスじゃないですか、そらエロ本、成人誌もあるわけでね、とりあえず見に行ったんです。4人くらいで

スタンドバイミーみたいなもんですよ

 

んで何の苦労もせずチャリで5分くらいでコンビニついてね、見に行きます。

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でもね、成人誌ってそら年齢的に見たらあかんし、閉じてあるんですよ。

もうそれでどうしよ、ほんまにすっごい見たかったんですよ、

もう諦めるしかないぞと。

でも、グラビアとかは週刊誌に載ってるんでそれを見たんです。

わりと過激なのもあってね、もう、そんときの写真が今でも覚えてるくらい衝撃やったんですよ、おしりとか、おっぱいとかが、

あの〜〜、そうです、衝撃やったんですよ、僕らには。おしりとか、おっぱいとかが、

水着は着てても、もう、衝撃やったんですよ。

ほんで、友達らと「これはやばいなあ!」「おっぱい!」「割れ目!」「スジ!」て言うてたぶん想像以上に声デカく盛り上がってたんですよ

ほんならね、店員がちらって見てきてやばい!!って焦って事務用品が売ってるコーナーに逃げたんです、とりあえず。

ほんで領収書とか何の意味もなしにペラペラしてたんですよ、みんなで

当時、領収書ていう概念を知りませんから何じゃこれは?と思いながらも誤魔化すためにペラペラしてたんですよ。

ほんならね、店員って27歳くらいの女性やったんですけど、胸が大きかったんです

ほんで髪が明るくてね、むちってしてる感じの人やったんですけど僕らのとこにきて「なーに見てたーーん?そんなん(領収書)わからんやろー?なあ、なに見てたーん?」てからかってきたんですよ!!!!!

「いや、いや、何も見てないです..」て言うてね、

ほんまですよ、もう、4人ともガチガチなってもうてね、おっぱい、おしりに衝撃受けて店員にバレて、逃げて領収書見てたらその店員がからかってくるんですよ、僕らを。

 

あの女性、絶対エロいわあ、。

まず、エロそうやったもん。 

僕ら小学生ですよ?

にやにやしながら巨乳の女性にからかわれて、小学生には厳しすぎますよ。

ああ、あんとき高校生くらいなら鼻血もんやろなあ。戻りてえー!もう一回からかわれてー!

その女性が今何してんのか知らんけど、あんときのにやにやの顔、俺は忘れてないからな!!

 

 

 

 

銀杏BOYZ「二回戦」のMVを見て、

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どうもこんにちは自称バームクーヘンです。

3日前くらいですかね、二回戦のMVが公開されまして、ツイッターでは僕の見た感じ、エンジェルベイビーのMVのときより賛否両論て感じがしました。

僕もすぐ見ましてね、エンジェルベイビーのMVは僕はあまり良いとは思えなくて、まあそれもブログに書いたんですけど、今回、この二回戦のMV、映像作品としては良いと思いました。

 

MVの監督はターボ向後さんで、AVを撮ってる監督さんです。

出演は峯田さんと、湊莉久さん

湊莉久(みなとりく)さんはAV女優でKissの大ファンですね、あと学生時代に銀杏BOYZコピーバンドをしていました。

 

MVの最初、現実離れしたような白を基調とした空間に2人はいます。凄く幻想的な空間で想像の世界、夢の世界のように感じさせます。

二回戦のMVは僕は刹那的な、その一瞬の、2人の空間、2人だけの空間の映像化やと思っていて、ある男の夢の中にいるあの娘との話、やと思っています。その娘ってのは妄想というよりは、かつて自分と実際にいた彼女やと思います。

夢で逢えたら、というより夢の中に逢いにいっている話かなと。

二回戦って名前からもわかるようにあの娘がいて、またはかつておって、その空間があったってのがわかりますしね。

 

ターボ向後監督のブログの二回戦についての記事では、冒頭に駆け抜けて性春の歌詞が書かれています。

たしかに、駆け抜けて性春も「わたしは幻なの あなたの夢の中にいるの」と、頭の中にいる、かつてのあの娘像ってのがあって、それと似てる、二回戦のMVは駆け抜けて性春の世界観と似てると思いました。

二回戦はエンジェルベイビーのMVと比べると異常なカット数なんですよ。

それは何でかっていうたら想像とか、頭の中にあるかつてのあの人といた日々って断片的ですよね。一瞬、一瞬のその幸せな空間が脳裏に焼き付いてる感じ。それを表現していて、MVの中でテレビ画面とか''何かの中のもの''ってのがよく出てくるんですよ。

テレビ画面の中の峯田とか、瓶の中の拳銃とか、浴槽の中にいるあの娘、カーテンの中でいるあの娘、それは想像の中のことってのを表していますよね。

 

 序盤でビデオを入れる描写があります。テレビ画面には峯田がいて、映画『タクシードライバー』の描写のオマージュも出てきます。

このシーンが映画「タクシードライバー」のオマージュやとしたら、銀杏BOYZタクシードライバーをめちゃめちゃ使ってますね。

峯田、好きなんやろなあ、トラヴィス

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ほんで、外側(テレビ画面の外)には峯田がいるんですよ。つまりは、かつてのあの人といた日々、脳裏に焼き付いてる断片的な記憶は、映画のフィルムのコマのように存在して、それは再生できる、想像すればあのかつての日々に想いを馳せれるってことやと思いますし、そこに意味を見出してるんですよ。

過去は過去でおさらば〜〜というよりは、過去の一瞬の物語にも意味を見出そう、ていうかそこに生きがいを待たせてもいいじゃんってことやと思います。

 

プールの中で2人はキスします。この描写は何回かに分けてあります。

海辺?河原にも見えるけど、まあ、海の波の描写も後半であるし、海辺ってことで、この海辺で2人は歩きます。この描写も何回かに分けてあります。

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プールの中でのキスしたあとに、時計が置かれてるカットが入るんですけど、この時計の描写もまさに、あのかつての時間、刹那的な物語ってのをわかりやすく表していますね。

水の中ってのは水に潜ればもっと2人の世界になります。でもそれは死を意味します。水ってのは生と死が表裏一体ですよね。ちょうど境目なんですよ、水に浸かる2人ってのは。まさにそれは綱渡りのようで、海辺のカットでは綱渡りのように歩く2人がいます。

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空っぽの浴槽の中にいた彼女、海辺を2人で歩き、プールの中で2人はキスをする。それも、後に2人はキスしながら潜っていきます。

一瞬の世界を、永遠にするって意味かなと、僕はここで思いました。最初のプールの中でのキスのあとの時計が映るカットでも、時計は動いてなくて時計って継続して動くのが、当然ですよね、でも針が止まって時間が止まる。それは針が進むことよりも''永遠''の意味を持たせると思うんです。二回戦のMVは永遠の意味を時間の継続というより一瞬のそこにあった時間、空間、刹那に永遠性を見出しているんです。

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そういった、刹那的やけどそれこそが永遠となる、そんなイメージを持ちました。

永遠ってのは継続する時間軸では嘘に聞こえるけど一瞬に永遠性を持たせれば、それは真理に近くなると思います。

また、映画の中でのあの娘、記憶の中で断片的に存在する2人の空間は、もう今、この世界になくても、映画が残る限りフィルムがあり、記憶があり、それこそが永遠になる。僕はそう思います。

 

プールでキスしながら水の中に潜った2人は起き上がるんですけど、次のカットでは花火を2人が持っています。

花火は火を付けて一瞬煌びやかに光を放ち、消えますよね、でもその一瞬が幻想的で魅力なわけで、あの人はいなくなっても、2人で過ごしたあの時間、あの空間は僕にとって一瞬やけど永遠で煌びやかなもの、そこに生きる意味を見出すって意味かなと、思いましたね。

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途中でね階段を降りる2人っていう描写があるんですけど、彼女は本を読んでいて、峯田の方はろうそくの火が消えないように、消えないように、大事に持ちながら歩いてるんですよ。それも、ろうそくだっていつかは無くなって消えてしまうけど、その火が灯ってる瞬間を大事にする、花火も光ってる瞬間に意味を持たせる、そういう刹那の永遠性が繰り返されてるんですよ、二回戦のMVは。

 

海辺のシーンでは最初、海辺でおんぶして歩く2人、しばらくして綱渡りのような感じで歩く2人、最後は十字架を持った彼女を背負う峯田のそれぞれがあるんですけど、十字架を持つ彼女、その彼女は僕は、もうこの世にいなくなった彼女やと思っています。その彼女を、十字架を持った彼女を背負い続ける、キリストのように十字架を背負い歩く。彼女に永遠性を託して自分はそれでもこの瞬間を生きる、そんな印象を受けました。

MVの途中で「僕は君を連れていくよ」て文字が出るんですよ。まあこれも君との一瞬の物語の永遠性を背負っていくてことかなと。

 

 

花火を持っていた2人は次に風船を持ちます。

(花火が消える描写は無いですが)花火が消えたあと、花火が光っていた一瞬の物語に永遠性を託して生きがいを見つけ、それを背負い続けると決めた彼は頭の中にその、一瞬の物語を映画のフィルムのようにコマとコマ、断片的に焼き付けます。でもそれは綱渡り的で、手を離せば飛んでいってしまう風船のようやけど、そこに自分は生きがいを持たせる。

二回戦のMVはそういうことかなと、僕は感じました。

 

考察してるとどんどん様々な要素を見つけれて、面白いMVやなと思いました。

映像作品として、僕は好きです。

 けど、色んな人が様々なことを思うのもわかるし、自分も思うことがあります。

 

二回戦のMVは見る側とセックスしようというよりは銀杏BOYZと監督のオナニーの感じがします

監督は元々銀杏好きで、銀杏のMV撮れるとわかってキャスティングして、MVでは看板の峯田を主演に、彼女役には学生時代に銀杏のコピーバンドしてた湊莉久さんを抜擢して、峯田とキス、それも、MVの公開を湊莉久さんの誕生日にしちゃうっていう。

めちゃオナニーになってません?

いや、湊莉久さんの作品ならそれでいいかもしれないけど、銀杏BOYZが主体ですから、峯田もそれを望んだか知らんけど、誕生日に公開、ましてや絡みがある女優さんのって、ん〜〜。

その一連の流れは面白いと思えば面白いですけど、ヤバイと思えばヤバイですよね。

 

そのね、映像作品として物凄い想いがあって撮られてるのがわかるんですよ。監督の想いが。

でも、自分の映画とか作品でやるならどれだけ作家性が出ても良いでしょうけど、MVは軸にはバンド、その曲があるわけですから、もう、曲の時点で表現なんですよ、その表現を映像という表現で上手く見せるのがMVで、そのMVが、二回戦では作家性が出すぎて、それが逆に銀杏ファンの中でも賛否両論って結果の1つの要因かなとも思います。

ターボ向後さん、AVでも、わりと癖のある作品撮ってて、作家性が強い監督なんですよね。しかも、それに合う人と合わない人が出てくるタイプの監督さんやと思います。

 

 

 

曲の話でいうと、今回、イラマチオから二回戦に曲名が変わりました。

それは僕は二回戦って名前がベストかはわからないですけど、イラマチオは2人の世界というより1人と1人の世界ですから、二回戦のような、2人の世界って名前にしたのは良いと思います。

かつての銀杏の世界観(1人の世界)から今の銀杏ふたりとか複数人のことを歌う銀杏に合ってますしね。

ええ、またそれも良いと思うだけでその世界観ってのは俺の好みなのか?て言われたらまたアレなんですけどね。くそう!単純にはいかねえぜ!

 

さっきの話でね、湊莉久さんと峯田のキスですが、僕は全然良いと思うんですよ、けどしても良いと思うけど、そらしたら色々思う人もいるやろなあってのも理解できます。

職業差別とかそういう意味でも何でもなく、思うのは、相手の女優さんはAV女優さんっていう、職業柄、普段出演してる映像作品は性行為で、彼女が、銀杏のMVに出演してさらに峯田とキスするわけですから、余計、男女ともに思うことあるやろし。

しかもMV監督はAV監督の方ですし、そら色々思う人もいるやろなあと。やから、単純にMV見て良いか悪いか、以外に思うことが多いと思うんですよ。二回戦のMVは。 

 

映像作品としては良いのに(個人的には良いと思う)、余計なフィルターがみんなにかかっちゃってると思うんですよねえ。

あとMV公開された同じ日かな?に、3枚目のシングルにクリープハイプの「二十九、三十」が収録されるてことがわかって、それも正直、全員が手放しで喜べるサプライズでは、無いじゃないですか、もう、そういう考えることが多いんですよ

 

エンジェルベイビーの監督は前に大森靖子さんのMVも監督してて、二回戦の監督は元々銀杏好きやし、自分が撮ったAVのテーマソングに駆け抜けて性春も使ってるし、どちらの出演者も一部、元々銀杏BOYZが好きまたは近い存在で、周辺で行われている気がするんですよ。

銀杏BOYZって姿を明確に変えていくなら元々いた周辺の人たちより、全然関係ないとこから持ってきてやっても良いと思うんですね、

部屋から出ても、結局、周辺に囲まれてる気がしてしまいます。

こんなん、どんだけ余計なお世話やねん!?て話なんですけどね、

 

あ、あ

 

 

銀杏BOYZが新しい情報出す度にツイッター、インスタ、2chyoutubeのコメント欄等々、その他色々な場所で銀杏好きの色んな方が考えを言うたり、議論したりしてて

それも銀杏BOYZ峯田和伸が面白いからこそやと思うんですよ

みんなやっぱ思うこともあるし

そんなみんなが、武道館に集まったらどうなるんですかねえ

僕は楽しみです。

何事も無ければ武道館に僕も行きます。

のれるか、のれないかとかじゃなくて、更新されていく今ある銀杏BOYZを目撃したいんでね。

 ええ、そろそろ終わりますね

はい、今回は二回戦のMVについて書きました。

 

長い文章、最後まで本当にありがとうございました。

なんか、書いてたら量多くなってきてね、もし、もし、質問とか何か言いたいことあるなら全然、ここにコメントでもツイッターでリプでもして下さい。よろしくお願い致します。

  

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ザ・クロマニヨンズの『ザ・クロマニヨンズ』と映画『草原の輝き』

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ザ・クロマニヨンズの1stアルバムと映画『草原の輝き』について昔から思ってることがあったので書きます。

まず、アルバム『ザ・クロマニヨンズ』はクロマニヨンズが2006年に発売した1stアルバムです。

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収録曲は

 

1.キラービー

2.エレキギター

3.連結器よ永遠に

4.グレート

5.やわらかい

6.あさくらさんしょ

7.草原の輝き

8.歩くチブ

9.くじらなわ

10.夢のロッケンロールドリーム

11.くま

12.タリホー

13.まーまーま

14.土星にやさしく

 

です。

僕はブルーハーツハイロウズクロマニヨンズという順番で聴いていったんですけど、この1stを聴いたときは中3くらいの頃で、正直、なんじゃこれは!?て感じでした

でもねー、めちゃくちゃ良いんですよね、このアルバム

クロマニヨンズの曲は、曲の中で物語があるとかじゃなくて、それを飛び越えてると思うんですよ、もはや1フレーズで突き抜けてくる感じ。音も歌詞も無駄がなくて、いや、無駄があることも、無駄の無いうちになっていて、凄いんですよ。

それも、ブルーハーツハイロウズで蓄えてきたガソリンを糧にぶっ飛ばしてる感じ。

ヒロトマーシーも言うたら、ブルーハーツハイロウズのような曲はまだ作れるはずです。でも、それをやらずにそれを壊していってるんですよ

すげえなあ

 

ほんでね、話戻って1stの収録曲には『草原の輝き』てのがあって、このタイトルは映画『草原の輝き』から取ってると思います。

映画『草原の輝き』とは1961年にアメリカで公開された青春映画です。

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監督はエリア・カザン、ちなみにこの人の作品には『欲望という名の電車』があります。はい、これはザ・ハイロウズ『ハスキー(欲望という名の戦車)』の元ネタですね。

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そして『草原の輝き』の主役はウォーレン・ベイティナタリー・ウッドです。

先に言うとくと映画の結末とかじゃなくて、ナタリー・ウッドさん、もう亡くなってはるんですけど原因が水死とされてるんですよ。めちゃ大スターの彼女は様々な映画に出演して魅了して、最期は水死なんですよ。なんの因果でしょうかねえ

 

ほんで『草原の輝き』の彼氏役の俳優、ウォーレン・ベイティは『草原の輝き』から大ヒット俳優になったんですけど、その中でも彼が出演をした映画で有名なのは『俺たちに明日はない』です

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この映画もザ・ハイロウズ俺たちに明日はない』の元ネタですね

映画も曲も『俺たちに明日はない』めちゃめちゃ好きやわ〜〜。

曲の『俺たちに明日はない』の歌詞の「紅茶飲みながら吹き替え版の映画」ていうテンポも言葉のセンスも凄い良いし、映画愛がめちゃ伝わってきます

ブルーハーツの頃から名前なりなんなりを曲で表現したりして甲本ヒロトさん、真島昌利さんの映画愛を感じますねえ。

 

映画『草原の輝き』は高校生カップルの話なんですけど、もうめちゃめちゃラブラブなんですよ、バカップル全開なんですけど、彼女側の母さんは偏った考えでそれに抑圧されて彼女は彼氏に性を解放できないんですよ、いうたらキスまでなんです。

彼氏はそのへんすげえもがいて、愛してるしそれ以上もしたいと、結婚もしたいって感じなんですけど、彼氏は彼氏で父親にやたら干渉されて将来はこうしろとか言われて、お互い悩みまくってるんですね

そんな日常の中で2人は寄り添ってやってくんですけど、まあ色んな問題が出てきましてね、さっきの、キスまでってのもそうですし、映画の時代設定は1930年前後なんですけど1929年には世界大恐慌もあって、アメリカの話ですから、そのへんもめちゃくちゃになっていくんですよ、ほんでね、わりと中盤からはまあまあえげつない展開になっていくんですよ

大人はドロドロやし、若者のこと考えてない利己的で、周りのやつらも私利私欲に溢れててね、そんな環境が2人を取り巻くんですよ。

普通にやりたいことができない環境であがいて、何も上手くいかないこともあって、心も廃れてきてってね、そんな中でもわずかな光とか、希望を見つけて2人は自分自身を成長させていくんです。

この映画、僕は好きですねえ。純愛映画ですし、なんせリアルなんですよ、しかもただラブラブして終わりとか愛は強い〜〜とか、あの日は良かったなあみたいな感じで終わるんじゃなくて、2人が人間的に凄く成長したんがわかるんです。お互いがお互いを認めて、相互に影響し合って思考が育まれてるんですよ、そこがめちゃくちゃ良い。体験的な恋愛感覚はその人にとってただの経験とか思い出で終わってないんです。

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(草原の輝きの2人)

僕が『草原の輝き』の中で特に好きなのが映画の中である詩、ある詩が出てくるとこなんですけど、その詩ってのはこれです

 

「草原の輝き 花の栄光

再びそれは還らずとも
なげくなかれ
その奥に秘められたる力を見い出すべし」

 

です。

甲本ヒロトさんと真島昌利さんはブルーハーツを壊してハイロウズになり、ハイロウズを壊してクロマニヨンズをやってきましたけど、全然振り返ったりしてませんよね、2人とも。

それはもう、その日々は戻らないからで、逆に破壊して再生してるんです、それも過去を糧に。

過去の自分のスネをかじったりも全然してないんですよ

詩の「その奥に秘められた力を見い出すべし」これはまさに2人の生き方に繋がるなって思いますし、そんな詩が使われた映画のタイトルをザ・クロマニヨンズの1stの収録曲に持ってきたってのが面白いんですよ

めちゃめちゃかっこええわ〜〜。

 

アルバム、ザ・クロマニヨンズを製作して発表する、普通の人ならプレッシャー半端やないと思うんですよ、あのブルーハーツ、あのハイロウズのって世間はなるわけですから、でもそんなん関係無いんですよね、1stの1番最初の曲、キラービーですよ、ブンブンブンブンいうてるんですよ、ほんで「お前のピンチをいつでも救いに行くんだキラービー」ですからね。次元が違いますよね、かっこよすぎ

なんでそんなかっこよく面白いことできるの?

あと、くまとか土星にやさしくとか、なんでそんな面白いのー!!かっこいいし!!

あさくらさんしょも良いですねえ

あさくらさんしょは歌詞で「1人汗かき」からの最後に「1人喜び」ってもってくるあたりが最高。センス。

全曲言うてたら字数、タウンワークくらいになるんで、あれですけど、も〜あのアルバムええわあ。

ほんで、なんや言うてもタリホーね、この曲、この曲こそブルーハーツハイロウズでロックンロールしてきたからこそできる歌詞の意味と深さ。

僕はアルバム、ザ・クロマニヨンズは''水''がキーワードやと思ってて、タリホーはまさにそうで、水は液体、気体、固体と変化して世界を漂ってますよね

「形は変わる自分のままで あのとき僕はああだった」なんですよ

もう歌詞全体が''水''の変化と自分自身の変化を歌ってて最高なんです

ほんで「氷もほっときゃ流れるぜ」なんです

一体なに!?完成度!

泣くとかの歌詞の表現は歌手によってしつこかったり感じるんですけど、タリホーの「涙の記憶 消えたりしない 漂っている赤道か」ってのは圧巻過ぎてもう、言葉がでないですね。涙と過去の記憶と、水の同じものでも形が気体、液体、固体と変化することを繋げて歌詞にしててもう、はあ、すげえよヒロトさん。

 

タリホーの、ワンフレーズ、ワンフレーズのインパクトは凄いんですよ、それをブルーハーツハイロウズとやってきた人たちが歌うからすげえ!!

 

映画『草原の輝き』の詩

「草原の輝き 花の栄光
再びそれは還らずとも
なげくなかれ
その奥に秘められたる力を見い出すべし」

 

この詩なんかとっくに忘れててたまたまなんやそんな映画あったな〜〜て思い出して、なんとなく曲のタイトルにした可能性もあります、意識して選んだのも面白いですけど、無意識にそんな詩がある映画のタイトルの曲を作り、収録したとしても面白い。

どっちにしても僕はこの詩は凄くザ・クロマニヨンズ自体や、甲本ヒロトさん、真島昌利さんの生き方にあってるよなあって思います。

 

それからほぼ1年に1回アルバム出してシングル出してライブで全国まわってってして、ほんでそれを我々は見てって、贅沢な時間楽しませてもらってますねえ。

アルバムもザ・クロマニヨンズの曲ってのはわかりますけど新しいこともどんどんしてて、ほんとに凄いなって思います。

まさかライブでみんなで「パンチラ〜〜!」(中1とか中2)て歌うなんて思ってなかったですしね

ペテン師ロックではペテン師なんだと歌いますけど聴いてる側からしたらどう考えても本物が嘘つきだって歌うからかっこいい

 

ザ・クロマニヨンズの曲は楽しくてかっこよくてかわいくもあって尖ってて、あ、映画愛もあってって言い出したら止まらないんでね、はい、

もうね、そこに全部あるんですよね

 

ちょっと記事の題名から遠のいてきたんで戻しますね

映画『草原の輝き』は古い映画ですけど面白いですし、ザ・クロマニヨンズ聴く人も聴かない人も楽しめると思います、淡い青春恋愛映画って感じですかね、ペースてきにゆったりと、でも様々な出来事が起こってって感じです。TSUTAYAにあるかな〜〜。

あったらいいなあ。

 

 

まーまーま

 

最後までありがとうございました。

 

 

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銀杏BOYZ エンジェルベイビーのMVを見て、

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 どうもこんにちは自称バームクーヘンです。

昨日ですか、銀杏BOYZの新曲「エンジェルベイビー」のMVが発表されましたね。

 

ツイッターでは、僕のTLでは呟いてる人達を見ると、簡単な言葉で表しますけど4割絶賛、3割いい感じ、残りがあんましみたいな感じでした。

僕もすぐ見ました。

ええ、曲自体僕はあんまりのれなかったので当然っちゃ当然かもですけどMVも、もやもやした感じになりました。

批判したいから聞いてる、見てるわけじゃないんです。やっぱり思うことがあるんですよ。

今回のMVは松居大悟さんが監督されてて、第3者的視点から見た、新たな銀杏BOYZの姿を見せるプロモーションビデオてのが凄く伝わりました。

やからこそ、合わないとこも出てくる。

 

銀杏BOYZが形を変えてるのは明らかです。

その変化に追いつけないんですよ。

好きなものが離れていくのはつらいことです。

「じゃあお前が変われ」って感じでしょうけど、そうもいかないんですよね。

もうね、ややこしいやつなんですよ、たぶん

なんせ変化に追いつけない、ついていけない

先月のライブではそれを凄く実感して、みんなが成長して新たな世界にいってるのに俺はこのままっていう。凄い感じました。

先月のライブのことは前の記事で書いてるんでよければそちらを。

 

そういう、新たな銀杏BOYZに追いつけない側の1つの意見として書きます。。 

なんでのれないのか?もやもやしちゃうのか、昨日からすげえ考えたんですけど、たぶん僕の中での銀杏BOYZ像みたいなのが確固たるもの、確固たる音楽になりすぎたのかなと。

あと、峯田は過去の発言とゴイステ、昔の銀杏での表現と、今、峯田が望む新たな姿との、整合性が保てないんじゃないかなって考えます。

どうしても矛盾してまうっていうか。

銀杏BOYZていうのが皆の中で、できあがりすぎて、変化に対応できる人は良いけど、ついていけない人も出てくる。

ゴイステや過去の銀杏が描く世界観の整合性を保つには変化したい姿になれないし、新たな姿になろうとすれば''あの頃''が付いてきて、なかなか離れてくれない。

そんな狭間、どう動きもできない、どうしたらいいのかわからない、みたいな状況に立たされたからこそ、去年「生きたい」を出したのかなと、

 

今年はえらい活動的でシングル3連続の第1弾、「エンジェルベイビー」が発表されましてね、MVも出て、

MVはね、童貞ソー・ヤングと似てるんですよ、でも構造が違う。

意識して似たように作ったんでしょう。

エンジェルベイビーのMVは僕は登場人物はそうなんですけど、銀杏BOYZや峯田自身の旅立ち、成長の話やと思ってて、

まず、MVに出てくるリュックに銀杏のバッチを付けたあの少年は''あの娘''にフラれて銀杏のポスター貼った部屋で「犬人間」を聴きます。

ほんでベッドで暴れる。これはskool killのPVの部屋で暴れるっていうオマージュですよね。要はこの少年は昔の銀杏の姿のままタイプなんです。

冒頭であの娘の手を握った右手でオナニーしようとするんですけど、こういう行動も童貞ソー・ヤングを連想させます。

んで、親父がやってきてヘッドフォンを壊すんですよ。昔の銀杏の姿を、固執してたあの頃を音楽に見いだしてた、その音楽を親父に絶たれるんですけど、少年はそれを直そうとしますよね。壊れたヘッドフォン。

でも、いくら直そうとしてもヘッドフォンは直らないんですよ。

昔は過ぎる、もう''あの頃''じゃないんですね、銀杏BOYZは。

するとラジオからエンジェルベイビーが流れ出す。

リビングでは破綻した夫婦関係のギスギス感がある中、親父はエンジェルベイビーを聴いて「べろちゅー」する

ここでスローモーションが使われて、少年のカット。ここでもスローモーション。

このカットは親父が少年とリンクするのを表していて面白いと思いました。まあ親父は「べろちゅー」を拒否られて走り出すんですけど、この走り、男が走るってのは童貞ソーヤングでは夜に走ってるんですよ。エンジェルベイビーはね、昼間なんですよ。少年がオナニーするのも昼間なんです。

ここで童貞ソー・ヤングと似たように見せて相反関係にあることを表してると感じました。

そして歌う峯田の前には、あの娘がいます。親父はいたたまれなくなって家から「走って(現実から)逃げて」あの頃のあの娘の元へかえります。

ほんで、あの頃のあの娘を夢見て一緒に自転車に乗るんですけど、自転車ニケツは佳代を、飛び立つって意味では銀河鉄道の夜を連想させますね。

 

飛び立つのは謎の『E.T.』のパロディが出るんですけど、この演出はどういう意味なのでしょうか。

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E.T.』はスピルバーグの映画ですけど、スピルバーグは両親の離婚と、少年時代の友人関係のコンプレックスが物凄く映画に出てる人なんですよ。同じくスピルバーグの映画『未知との遭遇』では離婚と、自分の夢ってのがテーマに出てきますし、 『未知との遭遇』は結局、夢を追い求めて夢を貫くって感じで終わるんですけど、『E.T.』は宇宙人と友達なったあとで現実見て、地球に残るんですよ。成長してんすよね。会えなくてもずっと自分の中ではいる、友達のまま、想像の中に友達の姿を残す、夢の1つを心の中に閉まって終わるんです。

 

あ、ちなみに『未知との遭遇』のキャッチコピーは「we are not alone」です。no future no cryの歌詞に出てきますね、

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はい、ほんで『E.T.』は少年の夢は心の中へずっと残しながらも現実的になる成長の話て僕は考えます。

エンジェルベイビーのあの親父もあの頃のあの娘を追いかけて飛び立つ、でも結局それは妄想オチで終わって、''あの頃''は''あの頃''で閉まって、スローモーションから始まった妄想が終わり、現実のシーンに戻るとMV冒頭で息子があの娘の手を握ったように、嫁さんの手を取り、「べろちゅー」ではなく、「セックスしよう」と言います。

あの頃、あの娘だった嫁さんの姿はもうないけど、心の中でいる、現実的にそれを親父は受け入れたんじゃないかと思います。

そして親父はかつての自分(息子)のかつての自分の部屋、ひとりぼっちにさせた部屋に向かい、息子に「お前は悪くない、お父さんと外行くぞ」と言い、2人は外へ行き、光の玉が2つ空へ上がります。光の玉は彼らの成長を表していて、上へ昇り、その次のカットではシャボン玉の後ろに峯田。

銀杏BOYZが''あの頃''の姿ではないけど心の中にはいて、それを峯田はわかってる、心の奥にしまいこんで、新たな姿に成長、変化しようと。それが伝わりました。

 

 ''あの頃''のメンバーはいないし、自分も変わってしまった、あのままで今も活動してたらどうなっていたのか、あのままあのとき描いた夢を心の奥に秘めて、新たな姿になる。そういった銀杏BOYZの考え、峯田の考えをMVから僕は感じ取りました。
 

 

考察してたら構造的な良さはすげえわかるんです、良さはわかる、良さはわかるけど、ってなったのが凄い無念です。

構造は面白いんですけど、演出が、ちょっとね、ふざけてるのか、真剣にしてるのか、真剣にふざけてるのかわからないんです。

その意図がはっきりしないから面白くないように見える。セットも、別になんてことない普通の家でいいのに、あの家、全部が綺麗すぎて本物の家でやってても作り物感、セット感丸出しなんですよ。部屋も散らかってるのに物1つ1つは綺麗とか、学生服も親父の作業着も(ちょっと汚れてるけど)も 不自然に綺麗で、テーブルの調味料が全部満杯とか、そういう細かな、でも基本的な演出を怠ってるように見えました。

あの、銀杏のバッチとかポスター、しかもそれが見せつけるかのごとくカメラに映る、それはしつこすぎます。。それがくどく感じちゃいました。

そのへんは第3者視点での銀杏BOYZをプロモーションする、その目線が上手く機能してないと感じました。

これまでのファン受けというよりこれからのファン向けの方に力が入ってる感じがしました。まあそれがMV、PVってもんや!と言われたらそりゃそうなんですけどね。

 

演出的にもう、それはわかってるやん、わかってるやん、が続いて、そういうことじゃないっていう風に着地しちゃうんですよ。

くどい演出が前半に続きますし、作り物感溢れる家のセットは、そこに生活感、日常、リアルを疎外して、見てる側にフィルターがかかってまうんですよね。

でもエンジェルベイビー自体が、そういった空想とか頭の中での話っぽいとこもありますし、リアルを感じないのは、それはそれで良いかもしれませんけど、そのへんのれないのがたぶん好みなんやろなー。

 

あとね、銀杏も峯田も親父も少年も成長しましたけど、残されたのは嫁さんや''あの娘''なんです。

あのMVやと嫁さんもあの娘も現実世界では結局最初から変わってないですからね。

自身は成長して姿を変えても、たぶん峯田の考える女性像は変わってないんでしょうねえ

銀杏の形が変わってもそこは変わってないことがわかりました。

女性が男視点で「いつまでも光の中で立っている」てきに見られるのもどうかと思いますし、そのへんも考えました。

あのMVは''男だけ''が成長してる話なんですよ。

峯田のロックに対する見方や音楽に対する見方が変わったのなら、銀杏の曲で''あの娘''とされる、女性側の変化や成長も見たかったです。

銀杏BOYZの形が変わるなら僕は光の中に立っているあの娘、あの娘も変わって欲しいなー。

 

峯田は峯田自身で自分は世界を変えれないけど、ロックンロールで自分の世界は変えれる、と歌いました。

まさにそうで、音楽で人は変わるでしょう。

でも''あの頃''を歌ってくれるのが昔の銀杏BOYZだったので、要はあのときのどろどろのねちゃねちゃの自分を歌ってくれてそれに固執してたのに、急にロックンロールは世界を変えてってなると変化に対応できない人、過去に固執してしまう人が(僕を含めて)いるのは当然と思います。

やからやっぱり、かつての表現の仕方、伝えてたことと、これからやりたい方向性ってのが整合性合わないんやろなー。

それが銀杏BOYZファンの2極化に繋がってるんやと思います。

 

もうね、これからシングル出て、武道館やってって変わり続けるでしょう。対応できない固執人間様はどうすりゃいいのですか、

いや、知らんがなって感じでしょうけど、このもやもや感、何処にやればええのかもわからんし、こうやってねちねちブログで書くしかないんですね、 

 

ほんまはシングル出て、ツアー発表されて、素直に喜べるファンに僕はなりたい!!!

俳優業は置いといて音楽活動はほんとは全部ノッていきたいんですよ、でも無理なんです

自分の中での銀杏像が、''あの頃''の自分が邪魔するんですよ。

ほんま、僕はいつからこんなんなっちゃったんでしょう

こんな、銀杏保守派みたいな、童貞・あの頃原理主義者みたいな、、

でもまあ色々考えるきっかけくれます、銀杏BOYZは。

面白いバンドであるのは間違いないですしね。

最後までありがとうございました。 

 

 

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銀杏BOYZ「SKOOL KILL 」と高校時代

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僕が銀杏BOYZを好きになったのは高校生のとき全く銀杏を知らない頃にyoutubeで「援助交際」のpvを見まして、そっからぶちのめされてハマったんですけど、もう一曲、ぶちのめされた曲がありましてそれは「SKOOL KILL」です。

 

もうね、援助交際聞いていい感じやなあって思いながらyoutubeで何曲かライブの動画とか見ててその中に「SKOOL KILL」がありましてね。なんとなく見てみたんですよ、

そしたら松葉杖つきながら上半身裸の峯田が「ときめきたいたりゃありゃしねえええ!!!」て歌ってて、もう、衝撃が走って意味わからんながら心を鷲掴みにされました

 

ほんで、歌詞は詳しくは聞き取れないけど、松葉杖つきながら上半身裸で暴れてめちゃくちゃにして、村井守もあびちゃんもチンくんも暴れてて、峯田がカメラ舐めたりして、もう、なんやこの人たちはと、ほんで聞いててしっかり聞き取れる歌詞で「僕はストーカーなんかじゃないよ そのへんの奴らと一緒にしないでくれよ」て聞こえて、ばちこーんて殴られたみたいな、なんかすげえ真っ直ぐで、エネルギーはあるのに使い方がわからないとか、間違った方向にいってるみたいな、そんな歌詞の中の彼が自分に思えて仕方がなかったんですよ。

ほんでしっかりと歌詞を見てみようと思って、携帯で歌詞見ながらパソコンでもう一回聴いてみたんです。

そんときの感じを未だに覚えてるんですけど完全に俺のための曲やないか!!てなったんです、援助交際もそうなんですけど、もう、完全に俺のための曲やと思ってて、俺のために歌ってくれてるってすげえ思ってました。

 

ここで話は僕の高校生の頃になりまして(これは銀杏を知らない頃の話です)

僕は高校生の頃、彼女は勿論いなくて女子とも全然喋らなくて、というか、喋れなくて、でも女子と話したくて、あいつらオシャレ野郎は女子ときゃっきゃしてるし、全然面白くない奴がクラスでちやほやされたり、それも面白いと楽しいの違いがわからない取り巻きがわんさかいたりで、不満だらけの学生生活でした。

 

高校2年生の頃にクラスで隣になった女子が、それまで見かけたことない人やったんですけど、一目惚れしまして、なんとか近づきたいけど、やっぱり僕みたいな不満だらけのくせに何も自分から動かないようなやつは何にもできなかったわけですよ、でも、なんとか打破したいと、とりあえず直接話すなんて機会は無いですしどうしようかと思い、そんとき僕は何故か手紙を書いたんですよ

 

僕はその娘に手紙を書きました、はい、書くならまあできますよね、そのあとです、

 

どうやって渡すんやっ!これ!

書いたのはいいけど、どうやって渡すんやっ!

 

もうね、なんせタイミングがわからんし、その娘に集中しすぎて冷静な判断できひんしで、僕は気付いたら学年1、お喋りな女子がその娘と放課後、廊下で歩いてるときに渡してたんです

だって、タイミングが無いから!!!

机とか下駄箱に入れとくってのは僕は嫌だったんです、直接渡したくて、そうなりました。

もう、手紙の紙選びから封筒みたいなやつ選びまですげえ悩んだんですよ

できる限り気持ち悪い感じにならないよう僕は心がけました。

文具屋でシンプルすぎるのはあかんしなあって1時間くらい悩みましたよ。

 

ほんで書いた手紙、メールアドレスとLINEのiDも書いてたのでその日はずっと携帯を片手に待ってました

まあ来ないんですけどね、そっから何もメッセージなんかはこないし、直接なんか言われるとかも無いし、誰かにひやかされるも無かったんですよ

もう、僕はその程度なんです

クラスで弄られ系のやつならネタにされるやろし、まあまあキャラあるやつなら噂されてるでしょ

僕は何もないんですよ

 

その、何もない状態を打破しようとしてあがいても何も起こらなかったんです

 

それから2週間後くらいですかねえ。

僕が何故か1人でトイレ掃除させられてたときに、ちらって外見たんですよ、

そんときにね、同じクラスやったサッカー部の人気やった男子と、その娘が仲良く笑いながら帰ってたんですよ

ああ、あんときの景色もマジで覚えてますねえ。付き合ってるかはわからないけどそんなの見ちゃったら、見ちゃったらあかんでしょ

その日は学校で絶望に立たされて、帰るときに時期的に夏やったんで花火大会が遠くでやってて、その花火があがって開いて消えてく、その光景を見たんですね、

ほんで寝るときもなんかいたたまれなくなってオナニーしたのすげえ覚えてます

オナニーくらいしか、もう僕にはできなかったんですよ

そして、一年後くらいにサッカー部とその娘は付き合ってたということを知りました。

 

そういう体験を僕はしてて、話は戻りまして銀杏BOYZのSKOOL KILLの歌詞を見ながら峯田が歌う姿を見まして、完全にぶちのめされたんですよ。

僕はね、クラスで何者でもなくて何か起こしたくて、それを打破するために手紙渡して、結果何も起こらなかったんです。

僕はそんなもんやったんですよ、

でも僕でも銀杏聴いて、音楽にぶちのめされることはできるんですよ。

 

銀杏のSKOOL KILLの良さってのはこないだつぶやいたことと被りますけど、もうね、絶対叶わないような恋したやつが妄想繰り返して、ストーカーみたいなことしちゃうんですけど、それも彼はあの娘に何かしたいとかより、「ソフトクリームを一緒に食べたいだけ」なんですよ

あの娘を好きなだけで、苦しめられて悩んで、でも近づけない、間違ったこともしたけど、全部、あの娘とソフトクリーム食べたいだけなんよなあ。

 

「悲しい事件や争いごとが世の中いっぱいあるけど君がそばにいてくれたらもう平和なのさ」

 

でも、結局、あの娘はサッカー部とかオシャレ野郎の元へいくんですよ。オシャレ野郎はあの娘のお尻に手を当てるし、ソフトクリームを一緒に食べたいだけで、あの娘を好きなだけで苦しめられて、結局、逃げてCD万引きしちゃう

 

CD万引きしたのは間違いやけど、彼の気持ちすげえわかるよ

最初からなんか知らんけど泣いてる恋愛曲ってありますけど、SKOOL KILLの彼はたぶん恋とかあんまししたことなくて、恋愛で涙なんか出るわけねえだろ!みたいな感じやったと思うんですよ、でもあの娘に出会って、ぼろぼろになって最後に泣くも、ただ単に泣いた とかじゃなくて、「涙ってほんとにでるんだね」てとこが良い

涙を流した後に、実感してる感じ。

ああ、

 

何にもなれないけど、音楽にぶちのめされることができるなら別にいいかもしれないよってことを銀杏BOYZは教えてくれましたねえ

 

 

正直、高校時代に恋愛したことあって童貞喪失して制服セックスできてって人と、恋愛においてぼこぼこのやつと、比べても〜やったから成功したとか、幸せになったとかあんまし関係無いと思うんですよ

ただ単にその星の元に自分が生まれたってだけでしょうし、因果的なものは変えれないと思うんですね、でもなんとかやっていくしかないんですよ、我々は。

過去のそうした日々や、今感じる不憫な日常、それらとうまくやってくしかないんですね

ほんと、これからも色んなことがあるでしょうけど、SKOOL KILLや援助交際聴いて、銀杏BOYZに見せられたあの日々は忘れたくないな

 

最後までどうもありがとうございました。

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風俗道中記 ライダースジャケットコキ編

去年の冬に行った風俗の話なんですけど、そんとき精神的にかなり参っててね、心の癒しってのがすげえ欲しかったんですよ。

ほんで、風俗はそれまでに2回行ったことがあって、行こかなって考えてね、サイトで良さそうな店を探して行ったんです。

 

ほんで寒い中バイクで梅田まで行ってね、店はマンションみたいなとこの四階くらいにあってとりあえず受付をして、そのマンションの隣のホテルでするって形やったんですよ

ほんでホテル着いてしばらく、何をどうすりゃええのや??て焦ってる間に嬢が来てね、会話をしたところ、僕の一個上の大学生でした

ほんで、その娘はライダースジャケットを着てて、見た目はほんま普通の女子大学生みたいな感じやって、とりあえずオプションがあるんで見てくださいってその娘に言われたんですけど、

そのオプションのメニューの量がこんなある??てくらいあって、もう、ほんま凄い量やったんですよ、メニューの量が。

ファミレスのメニューくらいあって、しかも直接言うの恥ずくね!?ていう

しかも名前も「ローションぬるぬる手コキ」とか「ちんちんを踏む」とか「乳首さわり」とか言いにくい名前なんですよ

なんなんだこの量とネーミングはと思いながら

もう、動揺してよく選ばれるオプションは何ですか?て聞いたら

真面目に「乳首〇〇ローションです」て言われてそれが真面目に言われすぎて笑いそうになりながらも、何個か選びまして、その中で無料のオプションで「なぐさめ」てのがあったんですよ、

 

なぐさめってなに??気になる

 

気になったんで、なぐさめも選びました。

そしてプレイが始まるんでさすけど、僕は裸なんですけど、その娘はライダースジャケット着たままなんですよ、

着衣してるのは全然良いんですけどライダースジャケットなんです

そして僕は気付いたらライダースジャケットを着た女性に手コキされてました

 

 そしてあの、なぐさめがきます

 

「今日、大学おつかれさま〜」

 

おわった!!あの、なぐさめがおわった!

この一言だったのか!あの、なぐさめは!!

 

ほんでローションをつけられるんですけど、もう、ライダースジャケットに僕のアレがあたりそうなんですよ、でもその娘は気づいてなくて、僕はライダースジャケットにあてては、ならない!!と、めっちゃ頑張ってました

意識は興奮というより、ライダースジャケットに僕の僕をあてないよう、あてないよう必死でしたねえ。

 

ほんで、

時間的に40分くらいあったんで、まあ普通に会話もしました。

この仕事を始めた時期が5月って言ってて、別の会話で彼氏と別れたのが5月って言ってたんですけど、それが印象的でしたねえ

 

僕はなんかのこのこやってきた大学生で、普段その娘も大学生で、僕もその娘も普段は授業受けてるけど、今は薄暗い狭い部屋にいてね、こういうのもあるんやなあって

向こうはただの客って感じでしょうけど、僕からしたらただの風俗嬢なんていないわけでね、今は何してるんかなあ、あの娘

あと、毎回思うけど別れるときってのがなんかすげえ悲しいねんなー。たかが1時間くらいしか会ってなかったのにですよ。なんか悲しくなる

ヤワいわ

 

その日はまた、寒い中バイク走らせて帰りましたねえ。

 

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