ぼんくら解体新書

俺は絶対サブカル男子ではないっ!

『劇場版テレクラキャノンボール2013』を見た。

こんばんは自称バームクーヘンです。

今回は『劇場版テレクラキャノンボール2013』の感想について書きたいと思います。

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まずは見てない人に向けてネタバレしてない感想、途中からはネタバレを含む感想を書きます。

 

まずはこの作品、アダルトビデオのシリーズとして1997年から何作かあります。

『劇場版テレクラキャノンボール2013』(以下 テレキャノ)はそれの劇場版、つまりは完全なるAVじゃなく映画として公開されたものです。

予定では6日間だけ公開されるはずでしたが、口コミが広まり瞬く間に一大ムーブメントとして盛り上がりました。

公開当初、トークショーも行われ雨宮まみさん、『童貞を。プロデュース』の松江監督、宮台真司さん、バッファロー吾郎Aさんなどがゲストとして呼ばれました。

その後、バッファロー吾郎から後輩のナイナイ岡村さんに10時間版のDVDが渡されたみたいです。(後にめちゃイケでテレキャノのパロディが制作される)

また、クイズ☆タレント名鑑水曜日のダウンタウンなどを担当する藤井健太郎pが企画し、TBSでは芸人キャノンボールが制作されました。

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こんな感じでですね、他業種を巻き込むくらいテレキャノ2013はムーブメントを起こしたのです。

そもそもAV監督が映画を作ること自体が業種の枠組みを超えた話なので映像を作る、様々な業種に''感染''してくのも頷けます。

 

ーテレクラキャノンボール2013のルールー

改めてそもそものテレキャノとはなんなのか説明いたします。軽ーく。

まず、キャノンボールとは車やバイクを使った非公認の長距離レースです。

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この映画オススメ!

 

なのでテレキャノでも出場者は車やバイクに乗り、仙台、そして札幌まで競い合います。

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んで、んでよ、テレクラキャノンボールのテレクラとは?

まああのテレクラですね。

個室に電話があり(基本的に)女性から電話がくるのを待ち、会話する場所です。まあその後デートしたり、セックスしたり、みたいなそのきっかけを掴む場所です。

 

テレキャノはそれを融合したレースです。

つまりは簡単に言うと如何にゴールするまでにセックスするか、また変わったプレイをしてポイントを稼ぐかなんですね。

ポイントってのはただ早くゴールすりゃいいってもんじゃなくて、例えば相手の女性が顔出しOKなら+ポイントとか加算されていきます。

(このポイントがめちゃくちゃ細かい!)

そしてこのポイントがレースの勝敗を決めます。

テレキャノにおいてはレースよりセックス、それに伴うポイント合戦がメインになります。

形態はレースやけど、元がアダルトビデオなのでね。劇場版でもおそらく3分の1くらいはセックスシーンです。

で、参加者はAV監督、カンパニー松尾さん、バクシーシ山下さんなどなど、の6人です。

優勝すればAV女優2人と寝れるってわけです。

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さてさて、僕がこの映画を初めて見たのは1年半ほど前でした。

見たときは衝撃でしてね、なんか心に残るけど同時にとても胸糞が悪くもある。

この映画は+100点と−100点が同じくらいあると思います。それについて書いてきます。

 

 

(まだネタバレしませんが、ここから気分を害す恐れのある内容に入ります。)

 

 

 

まず、構造的に都会に住む男(プロのAV監督)で競われるレースで、いかに地方の素人女性を抱くか、そしてセックスする女性においても例えば40代はマイナスポイントだったり、その人を評価するわけです。

んで、一人一人が1日のうちでハメ撮りしてきたビデオを公開し、判定する会議のシーンでは仲間内で笑ったりします。

さらに優勝すれば綺麗な女性2人を抱ける。

そういう構造になってるんですよ。

なので、はっきりいってテレキャノはかなーり胸糞悪い映画です。僕個人としても手放しで絶賛できる映画では全くないです。

この映画が完全なる女性蔑視の上で成り立っていることは間違いありません。

感想書く前にそれは言うときます。

また、監督のカンパニー松尾さん自身も作家湯山玲子さんとの対談で「賛否があって当然」ともおっしゃっていました。

実は劇場版に編集する際に、セックスする前の女性との会話を少なくしたり、何故女性もこの映画に出る決意をしたのかという部分が劇場版では映画の尺の問題で切り落とされたため、劇場版テレクラキャノンボールがブラックな内容になってしまったそうです。

10時間版のテレキャノはバランスが取れているそうな。

まあそれでも2時間ちょっとの劇場版テレキャノの構造的欠陥は間違いないと思います。

 

ただですね、テレキャノは男性のそういういやーーな側面を物凄いはっきりと見せているんですよ。作品として本来なら隠す部分を正直に見せている。それは倫理的欠陥にもなりますが、リアルを写すドキュメンタリーとしては逆に嘘が無く凄いことやと思います。

それもドキュメンタリー映画監督じゃなくて、AV監督がドキュメンタリーを撮ったからでしょう。

その異質感、ゲテモノ映画やけどその嘘の無さがね見てて凄いんですよ。

さらには劇中では純粋な愛が一部見れる側面もありましてね、嘘だらけの世の中で正直なゲテモノ映画が、愛を見せてくれる瞬間があるんですよ。生きるとはなんなのか?人生ってなんなのか?その問いにも、この素晴らしきゲテモノ映画は1つの答えを導いてくれます。

僕も見てる最中に胸糞悪!て何回も思いましたが、最後には何故か泣いてました。

なぜこのゲテモノ映画で泣けるのか?

なぜ?

 

 

(ここからネタバレありの感想に入ります)

 

 

 

ー素人女性たちー
改めまして、テレキャノは男性の愚かな面を全面に見せる素直さと滑稽さがあります。

''非日常''に生きるAV監督と素人女性の''日常''が交わる瞬間をこれでもかと見せられます。

そこにカルトが生まれるわけですが、そんな瞬間なかなか見れないです。

この映画はその瞬間、カルトな世界を見せてくれるわけです。

出演する素人女性にもそれぞれの人生があり、「この出演が人生のターニングポイントになった」と語る女性もいました。

そしておちゃらけて明るいギャル風な女性(前半の方でバクシーシ山下さんと3pした人)はこれまでの人生を語ってくれました。

「ウケる」が口癖の彼女は成長する過程で受けた暴力などを語り、最後に「失うもんなんかもうねえよw」と半分笑いながら言いました。

彼女が自分のセックス、それも友人と山下さんとの3pというカルトな空間で撮られたものを映画として記録されることを了承する。

それは人間の証明のようでした。

テレキャノがただのエロ映画ではなく、ドキュメンタリー映画とされる理由がわかります。

 

彼女以外にもそれぞれ人生があり、セックス以外の部分が映し出されます。

カメラを向ければその人はその人を演じてしまうと言いますが、だからこそ、その人は本来の思考や人生の歩みを語り、本性が丸裸になっていきます。

プロのAV監督はセックスもその人の全部もカメラに抑えていくんですよ。

ケタケタ笑う悪ーい面もありますが、そういうプロとしてカメラを持ったときの姿勢にはプロたる所以を感じました。

男たちはテレキャノでポイントを稼ぐためにセックスを持ちかけますが、それに答える女性は何を想い映画に出ることを了承するのか。

普段はふつうに接してるような感じの人たちもいっぱい出てきます。

ドキュメンタリー映画として、ゲテモノ映画ですがそこには余りにも生々しいリアルが映し出されます。

 

ー監督たちー

6人のAV監督にはそれぞれ個性があり、良さがありました。特にビーバップみのるさんは何も考えてないようでほんとに何も考えてない感じがよくてね、でも謎に言うことやセックスに対しての姿勢がかっこよかったりするんですよ。

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テレキャノでの名言そして迷言である「ウンコ食う人生か食わない人生かなら食う人生を選ぶ」だったりね。

みのるさんは途中から採用されたウンコポイント(女性のウンコを食べれば3ポイント加算)のせいで、カン松さんに負けてしまうんです。

自分はレースで女性のウンコを食えなかった。そして負けた。それを認めて最後に新潟へ向かうフェリーで彼は新潟行きのフェリーに同行したりんちゃんのウンコを食べたんです。

 

ちょっと待ってください、僕も暑くなりましまが冷静に考えて彼はウンコを食べたんです。やあらへん。

 見ていて頭がおかしいけど、当の本人たちは物凄い真剣にしてるっていう可笑しさがね、面白いんですよ。しかも本人たちが勝手に話して決めたいわば悪ノリみたいなもんです。

やけど、それが劇中でかなり肝になってくるんですよ。

んで、ウンコ食うことと人生を結び付けて熱く語るわけです。すげえドキュメンタリー。

ウンコを食べるか食べないかの人生、食べない選択をした結果負けたと。

そしてそんな自分を食ってかかるために、人のウンコを食べて成長する。

なんなんですかこの映画は!すごい世界!

僕はちゃんと見るとキモち悪いんで食うシーンは目を細めて見ました。

 

レースが終わり、レースのゴールは終わりましたが監督たちそれぞれのゴールが残されてるわけですね。

ビーバップみのるさんは食う人生を選び、バクシーシ山下さんは賞品を楽しみます。

そして監督のカンパニー松尾さんは新潟行きのフェリーである2人のことを考えていました。

それはレース参加者の嵐山みちるさん

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と、賞品ガールとしてテレキャノに招待されたAV女優神谷まゆさんです。

みちるさんはレース中に事故りかけ、そこから神谷まゆさんに貰った御守りを車に付けて走っていました。

そもそもみちるさんは当時h.m.pの専属監督で神谷まゆさんはh.m.pの専属女優でした。なので監督と出演者であったのですが一度も絡み(セックス)はなく、でも近い存在やったんですね。

で、神谷まゆさんから御守りを貰ってそれをみちるさんがつけてレースに挑むと。

 

カンパニー松尾さんからみちるさんが御守りを付けてたことを聞いた神谷まゆさんは泣いてしまいます。

カンパニー松尾さんも号泣しだしてね、急に純愛映画になるんですよ。

純愛をハメ撮りという形でまた記録します。

神谷まゆさんがとても良くてね、素人女性の方々はもちろん、彼女もこの映画になくてはならない存在でした。

 

ー神谷まゆさん、その後、ー

そしてみちるさんとのハメ撮りを終え、テレキャノ後にもう一本撮った後で彼女はAV女優をやめました。

 

みちるさんとのハメ撮りを終えた彼女は笑顔でね、光ってたんですよ。

AV女優をやめてしまったけど、そのときの笑顔は記録されてるわけです。

永遠なんて嘘っぽいですけど、嘘だらけのこの世の中で存在するこのゲテモノ映画はそういう嘘を排除し、人間の証明や出演した女性の一瞬の表情や人生を記録し、元AV女優神谷まゆさんの笑顔も映画という形で保存しました。

たとえば100年変わらない笑顔もこの作品が100年残れば本当になるわけでね、嘘が本当になるんですよ。

 

 ー素晴らしきゲテモノ映画のテレキャノー

 

非日常と日常が混ざり合い、人間の愛も汚さも全部見せるほど正直で、そこに嘘がないテレキャノは、出演した監督たち女性たちのそれぞれの人生やゴールも丸裸にして見せてくれました。

最初書いたみたいにこの映画は構造的欠陥のある作品ですが、ドキュメンタリー映画として面白くてなんだか心に残る要素もあります。

素晴らしきゲテモノ映画なわけですよ。

 

僕は『劇場版 テレクラキャノンボール2013』を知ってる人生か、知らない人生かなら知ってる人生を選びます

  

はい、おわり

 

 

 

 

 

ちなみに派生作品としてこんな映画もあります。

『劇場版BiSキャノンボール2014』

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公開中『劇場版 アイドルキャノンボール2017』

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高校の修学旅行 ペンネーム バームクーヘン。

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こんばんは自称バームクーヘンです。

なんだかブログを更新したいけど、書く内容決まらなかったので僕が高校のときに書いた修学旅行の作文をコピペする奇行をしたいと思います。マジで誰得やねんって記事なので読む方は僕のプロフィールの一部やと思ってください。

見返すとその作文は無記名でペンネームで書くというもので、僕はペンネーム バームクーヘンとしていました。変わらねー。

 

 ではでは、作文

「一学期の頃から総合の時間で修学旅行のことをしていてまだまだだなと思っていたけど、いざ修学旅行を終えるとあっという間だった。初海外ということで不安だった。

修学旅行の準備は大変で出発前にキャリーバッグの重さを測ると17キロもあった。どう考えても重たい。なので大幅に削減したが、それ故に修学旅行中に足りないものが続出した。

飛行機は7時間乗った、相当辛かった。

オーストラリアに着いて動物園に行き、動物園の鳥のコーナーみたいなところに行ったら急にカンガルーの団体が走ってきて、それに驚いた鳥がすごい飛んできて焦った。

ファームステイでは最初は凄く緊張して、シャイボーイというあだ名をつけられた。ファームステイ先の家の人の車に乗ったのだが、ドアを閉めるときに日本車の感じで閉めると、「Soft!」と怒られた。計4回怒られた。

リンダさんという人の家なのだが、リンダさんはよく僕たちのカメラで写真を撮ってくれた。

いっぱいいっぱい撮ってくれたが、後から見返すとニワトリの写真ばっかりだった。

リンダさんの家は犬を4匹飼っていて1匹がやたら僕が寝るベッドを気に入っていてちょっと困った。寝るときはなかなか寝れなくて、寝そうになった人にわざと会話をふってその人を起こしていた。ファームステイは一泊しかしなかったが別れるとき悲しかった。オーストラリアの人は優しいなと思った。

オーストラリアのご飯はやっぱり日本とは違うくて、帰ったら和食が食べたいなと思っていた。最終日は海でカメと泳いだ。だいぶ沖の方まで友達と泳いだが、ゴーグルを忘れていたので大変だった。

夜に日本につき、家についたのは21時頃だった。久しぶりの日本でのご飯は、和食ではなくチンジャオロースだった。ご飯と味噌汁とチンジャオロース。」

 

はい、こんな感じの文章でした。高2クオリティ。

5日間くらいに渡る修学旅行やったんでめちゃくちゃ思い出になりました。

当時、好きな子が同じクラスやってすーーげーー意識してました。ま、一回も喋ったことないし喋る事もなかったけども。コアラ抱っこするあの娘可愛かったな〜〜あ〜〜。

すげえ可愛かったわ〜。思い返しても可愛い。

 

もうええわ!もうええわ!

 

おわり。

 

 

ドラマ『モテキ』と小宮山夏樹の話

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※この記事の内容はネタバレを含みます。

 

こんにちは自称バームクーヘンです。

僕はドラマ『モテキ』が好きなので今回はそれの感想を書こうかなと思います。

久保ミツロウ先生の漫画が原作で、ドラマの延長に映画もありますけど基本的にドラマ『モテキ』の感想を書きます。

まずはサラッと概要。

先ほども書きましたが漫画が原作で、テレビ東京で2010年7月〜10月頃までに放送したドラマです。ストーリーは30歳手前のセカンド童貞男に''モテキ''が訪れるが、なんせ女性に慣れていない主人公なので葛藤してそれがまた物語を終わらしてしまったり、問題を発展させてしまう。みたいな話です。

 

登場人物

・主人公の藤本幸世

(呼び名 幸世、幸世くん、童貞)

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30歳手前でセカンド童貞だということがコンプレックス。音楽、漫画、お笑い鑑賞が趣味。

 ・土井亜紀(土井さん)

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幸世とは会社で出会う。音楽の趣味から繋がり、幸世にとってのモテキ最初の人物。

・中柴いつか(いつかちゃん)

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幸世とは何かと趣味、性格と共通性が多い。

飲み会で知り合ったとき喧嘩をしたが、そこから仲良くなる。

・小宮山夏樹(なつきちゃん)

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幸世が人生で1番好きになった人物。幸世のこじらせの元凶といえば元凶。趣味、性格ともにあまり合わないが掴めないような人物像に幸世は惹きつけられる

・林田尚子(林田、リンダ)

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幸世の同級生。幸世と恋の関係にとはならない。自信を失った幸世にとっての姉御的存在。

・島田雄一(島田)

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 幸世の中高の同級生。趣味が全く合わないが幸世の親友。頼れる存在。

 

まず押さえときたいことはモテキを描く際に、久保ミツロウ先生が自分がこれまでモテてこなかったことを物語にしたいけど、女性が主人公やと購買されない。だったら男でってことで描いた物語が漫画『モテキ』だってことです。

幸世は草食系男子でクラスでいうとなんでもない普通のぼんくらみたいな感じの男です。幸世はね思春期にこじらせて、いわゆる反抗期を経験していないんですよね。

反抗期というと

「父のようになってはダメ」⇔「父のようにならないと」

その2つの間でもがいて自分を、そして父を超えていく通過儀礼ですけど幸世はどうやらそれを経験していない。

いつまで経っても支配されてる側で、まあそれもこじらせていなかったら「社会はそういうもの」で流せますけど、幸世は無理なんですね。

やから自分でコントロールしたい、支配される側じゃ嫌やと。幸世は大前提としてそのような人物像だと思います。そこに訪れたのがモテ期でした。

 

モテキ』は音楽要素がとても強く、ドラマのサブタイトルは毎話、曲名だったりします。

それ以外にも出てくるワードがいちいちサブカルとカテゴライズされるものになってる。 やから余計にこのドラマに感情移入しちゃう(あまりそういう見方はしたくないけど!)

 

〜フェスについて〜

1話では土井さんとフェスに行くんですよ。んで幸世もフェスに行き慣れてる感じなんですが、ちょっと待ったー!!
フェスて、女子に誘われてもまあ迷うけど、第1、現実の幸世みたいな男はプライベートで1人で大きいフェスに行くわけがない!

そんな根性ないですよ。
これはロマンポルシェロマン優光さんも言ってたことなんですが、いわゆる杉作J太郎さんや吉田豪さんがプライベートで1人で大きなロックフェスに行くって想像できないですよね。そういうことやと思います。あれは違和感でした。

 

さてさて、モテキの登場人物は各々キャラクターが濃くて魅力ありますね。まず幸世と土井さんが良い感じになった後、いつかちゃんとも関係ができあがっていくんですけど、この2人は幸世を取り合う三角関係になっていきます。

2人は対象的でしてね、見た目も雰囲気も性格も違います。2話かな、土井さんが風呂上がりにR1飲むんですけど、いつかちゃんは温泉入ったあとでヤクルト飲むんですよ。こういう描写的に細かな違いもあります。

あ、そいや『モテキ』の土井亜紀の衣装はほとんど野波麻帆さんの私物らしいです。

 

2話「深夜高速〜上に乗るか下に寝るか〜」はほんと良いですね。

いつかちゃんと幸世が出会ったときの喧嘩

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「お前みたいな童貞野郎、結局いかにもやらせてくれそうなイメージの女ん所にしかいけねえんだろ!電車男とかな、みうらじゅんの童貞ビジネスとかに騙されて自己肯定してんじゃねえよ!!」

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 「てめえこそハチクロとか浅野いにおとかの漫画読んで現実逃避してる口だろがよ!銀杏BOYZの峯田のブログにコメントしてんじゃねえよ、峯田はぜってーてめえのコメントなんか読んでねえかんな!」

 

このやりとりがね、いつかちゃんや幸世と趣味が合う人はかなり刺さる台詞ですね、。

そこから岩井俊二監督の『打ち上げ花火〜下から見るか横から見るか』のロケ地を巡るデートをする。満島ひかりのリブートした演技めっちゃよかったです。はい。んで、2人はその日は宿に泊まるわけですが、なんせ2人とも異性との距離感ヘタ芸人なもんで変な感じになっちゃう。異性の友達ってわかってるのに異性を過剰に意識してしまう。

んで、急遽2人で帰ることに。

しかも知り合ったときは互いに童貞と処女やったのに、いつかちゃんはドブに処女捨てたと。幸世も実は卒業してたってことがわかります。

いつかちゃんとはここで一旦離れてしまいます。

 

ー小宮山夏樹という人物ー

その後幸世は人生で1番恋した女性、小宮山夏樹と再び出会うわけです。

この、小宮山夏樹がねなんというか凄く面白いキャラクターなんです。

土井さんもいつかちゃんもわかりやすいキャラで物語とは関係ない部分のことも想像はできます。しかも、幸世との三角関係という構図もわかりやすい。

ただ、この小宮山夏樹は土井さんもいつかちゃんもあまり把握してなくて、キャラクター像もなかなか掴めない。

 なんというか人物として何面も個性がある感じなんですよ。

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漫画ではこんなセリフがあります。ようは小宮山夏樹はカテゴライズできないキャラクターなんですよ。

「こういうヤツ」みたいなレッテル貼りを拒否するんです。

「小宮山夏樹はビッチ」て聞くと、いや、夏樹ちゃんはそういうことじゃない!てなる。

夏樹ちゃんは凄く魅力ある人やと思います。

まずね、最後の最後に夏樹ちゃんは「親がいない」「高校行ってない」てぽろっと会話の中で自然と言います。いつから親がいないのかは明かされませんけども、おそらく夏樹ちゃんはかなり苦労してきた。

幸世は親はいるけど、反抗期を経て成長できてない。

夏樹ちゃんは承認行為を実は強く人間に求めている。

他の人以上に夏樹ちゃんは他人からの承認を求めてしまうわけです。

承認っていうのは自己への理解であったり認識であるわけやけど、夏樹ちゃんは恋愛において「承認」というのが原動力になってしまってるんですね。つまりは、

承認されたい→行動する→ダメになる→承認されたい

の繰り返しに陥ってるんですよ。

夏樹ちゃんは酔うと誰彼かまわずそういう行為をしてしまうんですが、お酒が入ると本性が出てしまうわけです。

ほんとは「承認されたい」けども、フラフラしてるのもダメ。だいたい、漫画のセリフであったように男はカテゴライズしようとするし、「こういう女」みたいなクソみたいなレッテルを貼ろうとする。

つまり、本当に自分を理解してくれる人がいないわけです。

漫画のセリフで「''本当の私''を理解したなんて思い込みだか思い上がりが嫌なの」のセリフの裏にはそういう意図があると思いますね。

そして、いつまでも他人に承認されない、理解されないが故にアルコール入ると、承認の代償行為である性行為をしてしまうわけです。

でも、それは結局さっき述べた

承認されたい→行動する→ダメになる→承認されたい

ていう悪循環になってしまうんですよ。

夏樹ちゃんのキャラクターは型にハマらない感じでして、何面もあるんですね。でも、人間ってそうじゃないですか。誰かが個人に「ああいうヤツ」とレッテル貼りしても実際にはそれ以外の部分が何面もある。

どこまでも人間らしいのが夏樹ちゃんなんですよ

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夏樹ちゃんは両親がいなくて、ぽっかり心に穴が空いてしまったけど、やからこそこれまでしっかり自分の足で立ってきたわけです。

自由奔放に見えるけれども、しっかり自分の城のクイーンであり続けてきた。

出会う男は''本当の私''を理解したなんて安易に言うて型に収めようとする。

本当の意味での承認を求めているのに、そういう意味で手を差し伸べてくれる異性は現れないわけですね。だいたい、ええ感じになっても承認の代償行為である性行為をしてダメになっちゃう。

そこへ事故的に出会えたのが幸世やったわけです。幸世にしても事故やし、夏樹ちゃんにしても2人の出会いは突然交わらないものが交わった瞬間やったわけです。

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出会ったとき、赤い傘をほって2人で走り出すわけですよ。

ああ、あ、泣きそう

その日、幸世が夏樹ちゃんに自分のブログ紹介するあたりも最高ですね、今やったらツイッターのアカウントでも教えるんでしょうか。

いや、まあそんなことはよろしい。

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幸世に出会って、夏樹ちゃんは映画『卒業』でいうダスティンホフマンばりの、結婚式乱入して引っ張るみたいなそういう部分を幸世に求めたんじゃないかなって思います。

「君と最悪な人生を消したい」、まさにそのような心境じゃないですかね。

なんかこの人ならほんとにわかってくれそう、承認してくれそうやと、まあでも幸世は幸世でフラつくし思ったようにいかない。

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最終回で夏樹ちゃんが「ずっと思ってたんだけど、」と幸世になにかを言おうとするけど、声はかき消されて幸世に届かない。

出会うはずのなかった2人はここで2人の意図に反して再び事故的に離れてしまうわけですね。

幸世に夏樹ちゃんの真意は届かなかった。

ぼくはあれは夏樹ちゃんが何を伝えたかというと、

「この人やと思った、だけどそれぞれ違う人の方が幸せになれると思う」てきなことやと思います。

人の承認や認識、それはなんとなくなだけで本当の理解なんてできない、本当の理解を求めるけど夏樹ちゃんはそれはできないってのが幸世によってわかったんじゃないかと思います。

ある人に対する認識っていうのはその人がどんな人なのか、いわゆる''情報''の部分と同時にそれとは別の''真実''の面があるわけです。

真の部分なんて理解できないし、自分でもほんとはわからない、夏樹ちゃんはそれを自覚したんじゃないでしょうか。

哲学的な話になりますが、自覚の''自''は自分だけじゃなく他人の中に自分を写す、他人による承認と自分が他人に行う承認、つまりは相互承認によって自分を成長させたような意味です。

夏樹ちゃんは幸世との相互承認によって自分を理解でき、他人を知り、自覚し、成長したんですよ。

それで幸世とはそれまでの段階では本当は運命の存在やったけど、次の段階があるとわかったんですね。

映画『卒業』でいうと、結婚式に乱入してきた自分を愛してくれる男に引っ張られて走り出したものの、「あ、これって幸せなの?」とわかる。さらにその先も日常はあるわけですよ。

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そしてまた夏樹ちゃんは人生の曲がり角を曲がり再び自分の足で立ち、歩み出すわけです。

夏樹ちゃんの幸世からの卒業やったんですね、あれは。

とにかく小宮山夏樹は人間ってのは理解できないし一面しかない個性なんてのはない、簡単にカテゴライズなんてできないってのを体現してるわけですよ。

 

はい、てことでモテキ全体の話しようと思ったのになんだか小宮山夏樹の話ばかりになってしまいましたね。このへんで終わりたいと思います。また書く気が起きたらモテキ全体の話か、各キャラに絞った話ししよ〜〜〜

 

おわり

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就職活動の話(自己啓発とは程遠い内容)

こんにちは自称バームクーヘンです。

僕は2017年に就職活動をしました。

とりあえず今から書く内容は【自己啓発】とかそういう類のシロモノではないのでご了承ください。ただの僕の体験談です。

まず僕は四年制大学文系の学部で、偏差値はアイスのレベルでいうピノくらいやと思っといてください。

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 パピコでもいい

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いや、そんなんええねん。

 

まあとりあえず僕は部活動、サークル何も所属してなかったんでなんせ先輩がいねえ!!

友達もいねえ!!

学内に頼れる学生はまあいないと、インターンもよくわからんから行かなくて、合同説明会も一回も行ってなくて、大学のガイダンスも一回も行ってませんでした。

その状態が去年の2月くらいでしたね。

でも、3月末になってくるとだんだんヤバイ!て意識になってきまして、そこからとりあえず自分が興味ある企業にエントリーなり説明会の予定を入れました。

 

ほんである企業の説明会は広報の方が熱くてね、

「僕らは書類審査みたいなので落としたりはしない!絶対に!その学生の信念を見て!やる気を見て!きちんと判断する!僕らの会社は人を大事にする!!」

ていうてね、熱いねえと思いながら履歴書出したら2日後に「不合格」と通知きました、なんじゃそれ!!!!どないやねん!!大人こーっわ!

まあそれも僕に落ち度があったんでしょう。知らんけど!

 

3月末から4月、5月とまあ受けていきましてすぐに落ちる企業もあれば、二次面接、三次面接で落ちるとこもありましてね、最終で落とされたとこもありました。

 

 何社か受けてるとね、業種が同じやと何処かで見たことある学生と出くわすんですよ。あの会社の面接いてたよね?とか説明会一緒やったね、とか。

僕はそれが何回かありまして、そうなるとね集団面接でその学生にネタバレしてるんですよ、僕の自己紹介や話すことが。

それがなんか恥ずかしいんですよね

 

「知ってますけど?」

「はいはいはい、そのエピソードね〜〜!」

「でたー!鉄板ネタや!」

 

て、その人に思われそうで嫌でした

気にしすぎやろって話ですよね、でも気になりますよそりゃ。

 

あとね、集団面接やと学べることもあるんですよ、こう話すと好印象なんやなとか、逆にダメなとこもわかったり。

で、基本スーツですけど【私服でお越しください】って企業もあるんです。

1つそういう企業がありまして、僕はその企業受けるまで、ずっとスーツで就活してたんですよ。

ほんで、さあ【私服でお越しください】の企業の面接の日、私服で家を出て私服で駅に向かい、私服で電車に乗り、私服で電車の席に座りました。

ただ、僕はそこで気付いた。何かがおかしい...

やけに足が涼しい...

 

僕はね、

【私服でお越しください】【私服でお越しください】【私服でお越しください】【私服でお越しください】

それが頭に入りすぎて近くのコンビニ行くときに履くクロックスを履いてたんですよ。

 

絶対あかん!、!

 

どうするや...私服でええ言うてもクロックスなんか絶対にあかん、あかん!

集合時間は15時、おそらくギリギリ10分くらいは時間がある、僕は決心しました

 

この際、新しい靴買お

 

でも、10分しかない...とにかくその企業の最寄の駅に近い靴屋さんをネットで探す!!👞

普通なら電車の中で面接で何話すか必死にまとめる時間なのに、僕は靴屋さんを必死に探していました。

 

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心斎橋駅 近い靴屋さん

 

 

Googleの検索履歴に一気に並ぶ

 

心斎橋 スペース 靴関連。

 

なんとかABCマートが見つかりましてダッシュで向かい、なんせ時間がないのですぐに選んで会計しました。

面接にデカくABCマートて書かれた袋に入った靴の箱持っていってもヤバイ奴確定なので箱はそのまま捨てもらいました。

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(イメージ画像、これ持って面接絶対あかん...)

 

 

んで箱は捨ててもらって、まあそのまま新品の靴で面接行きましたね

そんな事がありました。

 

話は変わりまして集団面接やとたまに「一体なに⁉︎」な出来事があるんですよ。

ある企業の集団面接(三次くらい)で、学生3人対会長社長入れた5人の社員の集団面接があったんですよ。

まあ自己紹介して志望動機言うて、ほんならその次に「親に感謝したことはなんですか?」て質問やったんです。

僕が最初に話して、その次の人も話して、最後の方、Aさんとしましょう。

Aさんが「親に感謝したこと」を話し始めました。

 

Aさん「私は一人暮らしでして、ご飯も自分で作っています。あるとき、私はししゃもが凄く食べたくなって子持ちししゃもをスーパーに買いに行きました。」

 

一同「ん??急にし、ししゃも?」

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Aさん「そして子持ちししゃもを焼いたのですが、ちょっと目を離して他の用事をしていると、台所から大きな音がしまして、見に行くと子持ちししゃもの卵が爆発してそこらじゅうに飛び散っていました。床にもたくさん卵が飛び散りまして、そこで、ああ親がいたらこんなことにならないのになと感謝しました。以上です。」

 

えええ!!!!終わった!笑っていいやつ?でも、とても笑える空気ではない!

会長も代表取締役も表情を変えていない!

上の方がそうしてるなら表情変えないようにするしかないですから、必死に堪えます。

 

まさか子持ちししゃもがこんな脅威とは思いませんでしたね、和やかな雰囲気なら皆笑ったでしょうけど、圧迫面接っぽい感じやったんで余計に子持ちししゃもがおかしくて仕方なかったです。

 

まあ、就活では色々ありましたね、他にも。

書くと長いんで省略しますが6月末に内定先決まりまして終わる事ができました。

今から就活って人にいえることは、自分が思ってるより声出すのと、人が話してるとき頷くのと証明写真をできる限りええ表情のやつにするのと、心斎橋にはABCマートがあるよってことですね

はい、どうもありがとうございました。

 

おわり

オナホについて

 

こんばんは自称バームクーヘンです。

僕はこないだオナニーホール(以下オナホ)を買いました。

正直、僕はこれまでオナホというものを使ったことがありませんでした。やからそろそろオナホを使ってみたいと思いましてね、買いましたね、ええ。

一応ここでオナホの説明をしとくと、男性がオナニーをするときに使う道具みたいなもんです。

一般的にはTENGAが有名ですね。

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はい、ただ、僕はTENGAはありがちなので違うものにしようと思いました。

購入したのはこれです。何回か使い回しできるタイプ。

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(断面図がはてなブログ規格に耐えれそうにないのでモザイクしてます。)

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そしてレビューも良い!!!

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高評価が並ぶ!

もう、これやなと、【今すぐ買う】ボタンをクリックしまして僕はモノが届くのを待ちました。

そしておよそ2日後...

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届いたぞー!!!!

思ったより外国!!!外国語が並んでる!!なんやこれ!!見た目のスピリチュアル感!

おいおい、外国語がすげえで。

strong  vacuumてなんやねんなGoogle翻訳してみよう。

 

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「強い真空」

 

 

なんだそれ!

わけがわからんけどとにかくやばそう

他にも何かオナホに書いてます

 

textured canal

 

Google翻訳してみましょう

 

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「質感のある運河」

 

 

なんだそれ!Jesus Christ!!

これが文明の利器なのか。

ああ神はなぜ黙っているのか....

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まあなんせ始めて使うオナホ、使い方の正解がイマイチわからない。。とりあえずコンドームとローションがいることはわかってたので用意してました。

僕の机にはオナホとコンドームとローションがある。そしてオレ、ヒトリ

 

...とりあえず何から始めたらいいのかわからない

パソコンでDMMログインしてAV再生か? んでウォーミングアップしてからオナホなのか?てかローションとかなんやしてたら、マウス汚れへん?わからん!

ちょっと、まてよ、順序を大事にしよう。

例え、これが道具であれ、いきなり挿れるなんておかしい!

オナホにも前戯があって然るべき。

とりあえず何なのかわからんモノに自分の物を挿れるのもあれなので、指で感触を確かめます。

感想、「すげー」

 

なんですかね、形容しがたいんですが指で触った感じはもう、90%くらいホンモノなんですよ、焦る、意味がわからない

ほんでまあそんなんを繰り返してね、コンドーム付けるわけです

なんせ初めてなんで緊張してきます。

コンドーム付ける時間の体感時間の長さったりゃありゃしない。

関係あらへん、オナホといえどこっちはもう、真剣に入り込んでますから、世界に入り込んでますから、早くしないと!みたいなね

そしてついに迎えました、初めての初めての経験

そして迎えたその瞬間、僕は思い出しました

 

 

STRONG VACUUM

 

TEXTURED CANAL

 

 

 

 

なんなんだ、この感覚、未知、we are not alone.

 

行為を終え、疲れ果てた僕はお風呂入りながらオナホを洗いました。何回か使えるタイプのオナホは当然の如く洗わなければならないのです。

そして僕は洗いながら思った

大事にしよう、と

 

おわり 

向かいのホテルでカップルがアレしてた話

 

こんばんは自称バームクーヘンです。

3年前くらいの話なんですけど知人と京都の駅ビルで飯食ってたんですよ。

15階くらいにあるパスタ屋さんでした。

京都駅ビルってけっこうデカイんです。

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ほんでね、その向かいには京都タワーやホテルがズラッと並んでるんですけど、駅ビル15階からは、京都タワー以外はまあどれも下にある感じなんですね。高さが。

ほんでまあ、飯食ってて、窓側の席やったんで何気なくホテルの方を見てたんですよ。

 

ほなね、向かいのホテルの一室でなーーーんかうっすら肌色が凄い動いてるのが見えたんです。

おそらくその一室、カーテンが全開になってて、なーーんかうっすら肌色が凄い動いてるのがわかる。

これは怪しい...

 

んでね、よーーーーーく見たらね、おもっきりおそらくカップルがホテルの一室でカーテン全開にして京都の街並み見ながらセックスしてたんですよ、おいおいおいおい!!oi!

oi!

 

よーーーーーーーーくその一室を見たらおそらくカップルが、おいでやす〜みたいな感じでカーテン全開にして外見てんすよ、

いやいやいやいやいやいやいや、ちょっとまってくれ、まあ京都の中心や、街も綺麗や、やからってそんなに高くない7階くらいの部屋で眺めながらセックスすなや!!!

 

見え見え!!頼むわ!!!

「京都でイこう」やあらへんねん!!!

 

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 はい、おわり

最後までありがとうございました

風俗道中記 惑星基地編

こんばんは自称バームクーヘンです。

今日はクリスマスイブですね。

「だからなんやねん」て言い出したらそらそうなんですけど、イブでございます。

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イブやクリスマスではなかったですけど、一年前に僕は風俗に行きました。

「急になんやねん」とか言いだしたらそらそうなんですけど、まあ行きました。

僕が風俗行くときってのは「性欲がヤベエ」みたいな感じではなく「なんだかわからないけど壊れてしまいそう」みたいなときに行きます。

前から気になってた店に向かいまして、夕方くらいですかね〇〇駅徒歩2分くらいでスナックやらバーやらが入ってるビルの地下にあるんですよ。

うっす暗い階段を降りて受付してね、ほんで丸椅子みたいなんで待つわけです。

 

結局20分くらい待つんですけど、どれくらいの待ち時間か言われないんで、もう待ってる最中は「いや何考えるねん!?」状態ですよ。

一人で何の気なしに壁に貼られてる全然面白くない広告めっちゃ見てね、テンションもよーわからんし、だいたいそこの店は初めてやから緊張してくるんですよ。

「これは放置プレイなのか?」「なにかを既に俺は試されてる!?」みたいなこと考えながらも待ちます。

ほんで呼ばれまして部屋に入るんですけど、もうね、真っ暗!!ひろーーい空間なんはわかるんですけどなんせ真っ暗!!

学校の教室くらいある部屋なんですけど真っ暗で、ブースみたいに分かれててそこでこう、何かしらするわけです。

てかしてるのが薄っすら見えるんです。

もうね、正直風俗嬢を除いたそこにいる人間はMONSTERなんですよ。

とはいっても僕もその一人になる訳です。

ほんで風俗嬢の方がこられまして挨拶して軽く喋ります。

そこの風俗は着衣のまま手コキなりされるとこなんですよ。

時間は20、30分ですかね、だいたい風俗はタイマーをセットしてそっから始まるんですよ。

ほんでコトをしながらも会話はするわけです。

 

てか、いろいろ聞かれるんですよ

ほんで風俗嬢の方は20歳で京都に住んでる言うてましてね、ほんで僕が21歳というと「弟と同い年やわ!」て言うたんですけど、

 

いや、ん?

自分は20歳、弟は俺と同い年の21歳?

時間!!!!齟齬!!!

こ、この世界観なんや!!

一瞬、思考停止に陥ります。

こ、この俺の見てる世界はインセプション!? 

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いや、メメントなのか!?

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俺は一体なにをしてる!?

いや、この風俗のブース、俺ただ一人残されたインターステラーか??

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あぶねえ、ハッと気付いたときには同じく風俗嬢も「ハッ」とした顔をし僕にそっと耳元で実年齢を言いました。あんまり店の規約上、実年齢は言えないみたいでね、いやもう全然気にしない!!なにがやねん!!年齢関係ない!!

てか綺麗やし!!

 

ほんで喋っててね、僕くらいの歳でもやたらと上からもの言うてきたりする子もおるって言うててね、なんなんかなって思うんですよ。

僕は風俗嬢の方々を尊敬してます、リスペクトしてるんですよ。

ああ全員幸せになればええのになあ

それだけなんですよ

笑顔になってほしいです。

なんかもー、幸せになってほしいです

きっと幸せになれる、てかなってほしい

 

そんなことをそのままじゃないにしろ、伝えるとだいたい「君は良い子」とか言われるんですけど、そんなこと全くないんですよ。

そんなおれは今何されてるねん、いう話でしょ

風俗ってのはそのとき30分くらいの関係ですけどこうやって思い返すことがありますね。

その人にとっては僕はただの客かもしれませんが僕にとってただの風俗嬢なんていないわけでね、ほんとに尊敬してます

 

今日はイブですけど風俗に出勤されてる人もいっぱいいるでしょう。

街はイルミネーション、ネオン街の一室でサンタのコスプレして働いてる方、いっぱいいるでしょう

退勤後はもうクリスマス

一年前に僕の相手をしてくれた嬢の方も、その前に相手してくれた嬢の方もきっと幸せになれる、だってそのときぼくを幸せにさせてくれたから

みんな笑顔になってほしいですよ

 

終わり