ぼんくら解体新書

はぐれぼんくら超人の日常

ときめきたいたらありゃしねえ〈初めて行った風俗の話]

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去年の真冬ですかね、精神的に疲れてるときがありましてね、癒しがとにかく欲しかったんですよ。もう、あとは癒ししかないぞと思いましてね、それまで風俗は行ったことなかったんで行こうと思いました。

1人やとシステムがわからなさすぎて不安なんで風俗にやたら関心がある後輩と2人で行ったんですよ、その後輩も風俗は初めてでした。

尼崎にあるね、風俗に行ったんですよ。

ダウンタウンの故郷の尼崎です。

まあ着いたときは18時くらいでね、真冬ですから完全に夜でね、飯は尼崎駅近くの商店街の立ち食いうどん屋さんで食べました。

もうね、ボロボロで麺もコシもなにもないようなうどんやったんですけど、真冬ですから美味しかったです。いや、そんなことはどうでもよろしい

 

んで尼崎の独特の雰囲気を味わいながらその風俗行ったんですよ

まー、ね、ちっさい家みたいなんがいっぱいありまして玄関先に女性とおばちゃんがいてるんですよ

おばちゃんってのは受付みたいなもんですね

んでめちゃくちゃしつこいアニマルおばちゃんにね何円か渡して二階、三階にその女性と上がるって感じですかね、

パネルじゃなくて本人がもう目の前にいるんで恐縮ながら選びまして

一室に入ります。ほんならその一室てのはおそらくその娘専用の部屋になっててちっさい鏡台とか化粧品セットとか灰皿もあって煙草も何本か吸い殻あるみたいな感じやったんです

薄暗い部屋にね、そんな感じで。

その娘にこういうとこは初めてですっつって、何歳か聞かれたんで当時の年齢、20歳って言うたんですよ。

ほんならね、「〇〇年生まれ?え!この前の成人式行ったってこと?私と同い年や〜〜」て言われたんですよ、たしかに同い年やったんです。

そこで僕は普段から想像、妄想が行き過ぎる癖がありましてね、それが発症して心の中で「ん?俺が成人式行ってた日にこの娘も違う場所で成人式してて振袖も着てたであろう。いや、まってくれ、俺が小学生の頃、休み時間にドッヂボールしてるとき、この娘は何をしてたんやろか、てか、いつから風俗で働きだしたんやろ...」てなったんですよ

もう、めっちゃ考えてもうてね、そんなん思いながらも、服脱いでね、キスしたんですよ

その娘が人生で2人目のキスの相手でした。

んで、なんでか僕はそれをその娘に伝えたんですよ、2人目ですって。ほんならめっちゃ驚いて

「なんか私が2人目ってごめんなー。私、経験人数1000人やからさ、もうお金貰えれば誰でもいいし、セックスしてるって感覚はもうないの」て言うてね、半笑いで話すその娘の目は笑ってなかったんです。僕が見る限り

 

なんなんですか、一体

まあその娘はここで働く前にデリヘルやってたみたいでね、てなると毎日はそらできませんから18歳以下のときもやってた計算になるじゃないですか

何が原因でここに足を踏み入れたかはわかりませんよ、その娘がやりたいゆーてやりだしたならアレですけど、社会ってなんなんですか

そう、いいながらも僕は風俗に行ってるわけでってのを考えちゃいましてね

プレイが始まりだしてその娘はなんのためらいもなく行為をするんです

たしかに僕はお金を払ったんで誰でもいいしの1人になったわけですけどね

んで、しばらくしたら「たぶん、君は風俗向いてないと思うよ、楽しめないと思う。優しすぎるんやと思うよ」て言われましてね、ああ

その僕の優しさが僕はいらないんですよ

 

んで20分って決まってたんで終わりましてね、帰りにその娘から缶のコーラ貰ったんですよ。んでバイバイってお別れしてね、もしかしたら一生会わないよなあと思いながら別れました

 

その時期はね、どついたるねんの「精神」をやたら聴いてました

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風俗行く前から聴いてたんですけど、その日以来妙に染みるようになりましたね

なんかね、風俗行った日の夜はまあ大丈夫やったんですけど次の日からじわじわその娘のセリフとか、あの淡いピンクで照らされたせまい一室の風景とか思い出してきてね、煙草の吸い殻とか。なんで想い出すねんきしょいですよね、いや、わかってるんです

んで、あれ?おれ、その娘のこと好きなんじゃね?て思い始めるんですよ

まあ、そう思うこと自体は「君は風俗向いてないと思うよ」に帰ってくるわけですよ

んで、ものっすごい気になってね、その娘が。

可愛かったんですよ、ほんまに

ああ、まじで可愛かったな

30分くらいしか会ってないんでうっすらしか覚えてないけどたしかに可愛かった

もうね、その後の2週間くらいはまじであの娘をなんとかあそこから救い出せないか考えました。なんとかしたいって凄い思ってて、映画「タクシードライバー」のトラヴィスになってもいいやってまじで思ってたんですよ

でも、現実問題それがその娘にとってそら余計なお世話やし、キモって話でしょ

やからそんなこと僕が想おうと無駄なんですよ。現実問題、無理なんです

自分の無力さ、結局何もできない虚しさと、自分もお金でその娘を買った身という事実、それがのしかかってくるだけなんですよ。

 

さっき、どついたるねんの「精神」聴きまくったって言いましたけど銀杏BOYZの「夢で逢えたら」もそれからずっと聴き続けてましたね

銀杏の「夢で逢えたら」を聴くと僕はその風俗嬢を今でも想い出します。

元カノ、元彼、好きやった人いろいろでしょうけど、僕はその娘を想い出します。てか、その娘の歌なんですよ、わけわかんないこと言い出してますね、すいません、でも僕の中ではそうです

たった30分くらいですけど、その娘のことが気になってね、てかたぶん一生会えないに近いんで「夢で逢えたら」の中にしまい込んだのかもしれないです。

その娘からしたらただの客ですよ、僕なんて

なにもできないし、僕がなにか思っても無駄なのはわかってるけど、たまーに、あの娘元気にしてるかな、とか幸せにしてるかなとか、考えてまうんですよ!!!俺はあの娘の笑顔が見てえよ!!

いや、未練とかそういうのじゃないんです。

僕はあの娘が、今、人生を生きてるならそれでいいんです、幸せならそれでいいんですよ

例えば、その娘と偶然会って話せる機会になろうとも話そう、とかはならないんです

 

初めての風俗はこんな感じでものすごいこじらせてしまいましたね、ええ。

銀杏「夢で逢えたら」の中にしまい込むですよ、ほんま、なんでこんなやわいやつなんでしょう、大したことないなー

俺は大したやつじゃないよ

 

 

おわり

 

 

 

ps

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 あの娘に幸あれ!