ぼんくら解体新書

俺は絶対サブカル男子ではないっ!

風俗道中記 chapter3.「続・池袋」編 最終電車

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こんばんは自称バームクーヘンです。

 

今回は前回の記事、『風俗道中記 chapter2. 池袋』の続編です。

前回から2週間ほど経った日の夜、

 

「エロいことがしたい!」

 

て感情になりまして急いで池袋に向かいました。店の前にボーイが立っています。

 

ボーイ「あれ!?前回いらっしゃいましたよね、どうもです〜。ありがとうございます!」

 

完全に覚えられてた、俺。

 

案内され、席に着きます。

この店はレベルが高いです。ボーイも丁寧やし素晴らしいです。

そしてその中でも2人目に来たさえさん。

この方は前回の記事(2週間前)の1人目に登場した娘です。

 

(前回記事)

〜1人目 さえ さん〜

(め、めちゃめちゃ可愛い!、!)

来てそうそう、さえさんは僕の膝の上にちょこんと乗ります。いきなりすぎて恥ずかしくなり、目を背けていると「あれ、良い匂いする!お風呂入ったの?」と言い、僕の首や髪の毛にくんくん鼻を当ててきました。(やべ〜〜)

「お風呂入って気合い入れてきたんや、かわいー」と微笑む、さえさん。

そのお顔もめちゃめちゃ可愛い。

僕は女性の笑顔が好きです。

(中略)ずっと抱きしめていると、さえさんは「どうしたの?」と言ってからしばらくして無言で頭を撫でてくれました。

や、優しい。。泣きそう。

抱きしめられながらいろいろ告白したい。

そしてその後、お話をしました。

さえさんは20歳の大学生でした。

歳とかあまり関係ないですが、20歳と聞いてそれまでの表情や会話した時の表現、抱擁してくれるような感じ、僕は女性の偉大さに感動しました。やっぱり女性はすごい。

女性の元々の持ってる力はすごいと思います。偉大。母なる大地🤱

(中略)

「また来てね〜!」

(また行ってしまうわ!このやろう!!)

 

2週間前に出会ったさえさん

僕は覚えてましたが、どうなんやろ?と思ってると....

 

さえさん「あー!!マジで!?期間早くない!?覚えてるよ!てかなんで指名してくれなかったの〜〜!」

 

(覚えてたー!ー!)

 

そこから僕はせっかくなので店のこと、そしてさえさんのことをブログに書いたと伝えました。 口コミ風俗情報局のレビューではなく、個人的なブログ(ここ)に書いたと、伝えたのです。

そんな話をしながらもキスしたり、胸を触ったり舐めたりしました。

べろちゅーもしました。

 

僕はもうすぐ東京を離れるので次いつこれるかわかりません。僕はすっかりこの店のファン、そしてさえさんを好きになっていました。

ええ、わかってます、ここはセクキャバです。厳密に言うと風俗ではないですが、ほぼ風俗です。店内で交わうこの瞬間だけ、その娘を好きなんですよ。

日常というより、非日常の空間だけ、ある人を好きでいれる。そしてそれは自由。

それが風俗の良さじゃないでしょうか。

 

ていうか風俗にハマる男はこういう男なんですよ。僕です。見てくださいよ、僕なんです。

さえさんの時間も15分ほどで終わりました。

な、名残惜しい。。

ただブログ書いたことを伝えるとその記事を終わってから検索するわ〜と言ってくれたので嬉しかったです。

 

そしてその日は終電もやばかったので40分で帰りました。

 

今回も凄く楽しめました。

前回行ったときに相手してくれた娘と、また出会う。そんな経験できてよかったです。

完全に僕の癒しになりました。

平日は働いて眠る、の繰り返しです。日常てのはそういうもんですが、やからこそ非日常の存在が必要になってくる。なにがやねんって話ですが、風俗は癒しの源です。

感謝しかないですよ、ほんま。

風俗ありがとう

東京あと少し、明日も行けたらいいな、どうかな。そんなことを思いながらその日は寝ました🌃

 

 

 

おわり

 

 

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日が昇ります。

 

 

次の日です。

 

 

.....

 

 

 

風俗道中記 Chapter3. 「続々 池袋 」編

 

え、流れで次の記事いきましょう。

 

東京もあと少し、なんとか風俗に行けるとしてもスケジュール的に今日しかない。

2日連続のセクキャバ、風俗、関係ねえ!

 

急いで池袋に向かいました。店の前にボーイが立っています。

ボーイ「あれ!?前回いらっしゃいましたよね、どうもです〜。ありがとうございます!」

 

完全に覚えられてた、俺。(part2 )

ボーイと全く同じ説明を受け、席に着きます。

その日は延長する気で行きました。だって最後やしな、

 

1人目は19歳のフリーターの娘でした。

ちょっと面白い娘で話が楽しかったです、中学卒業後はニートしてて、数ヶ月前からこの店で働き始めたらしいです。実家暮らしの最高さを存分に語って貰いました。「タダ飯って最高じゃない?」て言ってましたねえ。

 

そして2人目、2人目の娘は1回目行ったときの1人目、2回目行ったときの2人目に出会ったさえさんでした。

 

さえさん「あ、やっぱりー!絶対来てくれると思ったー!てか、だからなんで指名してくれないの!?も〜!指名してよ〜〜」

 

そしてさえさんは僕の膝の上にちょこんと、乗りました。

さえさん「でも絶対来てくれると思ってたよ!ブログも見たし、ツイッターも見たからね!ツイッターに風俗にお金落とすってつぶやいてたでしょ!信じてたよ!」

 

そうです、僕はこんなツイートをしていました。

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さえさん「ブログ読んだよ、きょう大学行くときの電車で見た!私のとこも読んだ!なんとなく誰が誰かってのもわかったよ!あと、遅漏なんでしょ?遅漏でジャニヲタ。」

 

ありがたい。。

 

さえさん「昨日、終わってからすぐ検索したもん!」

 

嬉しい。。

 

さえさん「東京もう離れちゃうんでしょ、今日が最後かもしれないね、悲しいな。帰んないでよ〜。延長のとき指名してくれたら、いろんなことしてあげる。」

 

 

(い、いろんなこととは?)やべー

 

指名するしかないでしょうが!

 

そのあと10分くらいは話しながら交わいました。

 

そしてその20分後...

 

ボーイ「そろそろお時間ですがいかがいたしましょうか?」

 

僕「延長で、さえさん指名でお願いします」

 

5分後...

 

さえさん「ありがと〜〜!指名してくれると思ってたよ!40分よね?わーい」

 

そしてめちゃくちゃキスしました、深いやつ。

胸も触り、お尻も触りました。

ときどきお話ししながら、店のことや大学のこと、いろいろ話してくれました。

耳を舐められ、べろちゅーを凄くした僕は完全にふわふわしてました。

 

さえさん「耳舐められるのすき?」

 

僕の耳はもうびちょびちょでした。

キスもいっぱいして落ちそうになります。

べろちゅーはしてるとき、落ちそうになりません?意識が。2人がとろけ合って、そのまま1つになってしまいそうな感じ。キスは合う人とすればそれを凄く感じます。

そしてそれはお互いのことを知ると、余計に興奮します。

行為そのものと、プラスして、お互いのことを知っていた方が想像・妄想が膨らんで興奮できると思います。

 

さえさん「その飲み物なにー?」

 

僕はウーロンハイを飲んでいました。

しばらく経っていたので中の氷は溶けていました。

 

さえさん「さえも欲しい、口移しで」

 

僕が飲み、薄まったウーロンハイをその娘と飲みました。そのまま、べろちゅー。

 

いや、どんだけ気持ち良いねん〜。

そのあとそれをしばらく繰り返していました。

精神的にも凄く満たされます。

この娘が愛おしい!

女性はなんでこんな可愛いんでしょうか、女性は可愛いの塊なんですよ、僕から見たら。

んで、日頃から非日常を体験している人はとても魅力がある。話してて面白いし、それを聞き出すことで追体験できるのです。どんなことをしたのか?日頃はどんなことをしているのか?

それを聞き、その人のことを少しでも知りたい。他者の経験、体感したことを経験したいのです。

抱きしめながらそんなことを思いました。

そろそろ時間かな、と思ったところでボーイが来て「お時間です。」

 

さえさんは依然、僕の膝の上に乗ったままでした。さえさんの上のシャツはボタンが外れてて胸が見えてます、ネクタイも外してて、僕は僕で完全に変なモードになってたので、意識は遠く耳は濡れてるし、口元もキスした後で濡れてて、力は抜けきってました。

 

さえさん「もう、帰っちゃうの?もっと一緒にいたい」

 

僕「俺もいたいけど!!」

 

さえさん「一緒にいたい〜、だめ?まだ時間大丈夫でしょ、んー。」

 

こんな可愛い娘が膝の上に乗ってて、しかもそれまでエロいことしてたって状況で断るなんて酷です。俺も残りたかったんや。。

東京これで最後、次いつなのか、会えるのかもわからない別れ、とても悲しかったです。

残ったウーロンハイを飲みました、

悲しいなあ!だけどそれ以上に満たされたし濃密な体験ができた。

 

たかが風俗、されど風俗。

日常の世界で出会うことのないはずだった女性と非日常の空間で出会い、その時間だけ交わう。その瞬間、その人を好きでいれる。

日常の中に1つ、けれど素晴らしい癒しが加わるのです。

セクキャバ嬢、風俗嬢とお話しして、客という立場ですがそのときに笑ってくれる、笑顔でいてくれるってのが凄い幸せなんですよ。

 

そして実はさえさんはこの記事も事前に読んでくれています。なので許可は取っております。

このブログを読んださえさんの感想です。

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また池袋行こう、そして次は最初から指名しよう。

 

 

 

最後に

セクキャバは店によってサービスが異なります。あくまで僕が体験したことです。

それと女性に無理強いをしたり、横暴な態度もやめましょう。

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さえさん(本人)です。

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店の宣材写真ではないです。

写真掲載許可頂いています。

 

おわり。(part2)

 

水道橋博士の、はかせのみせ

こんばんは自称バームクーヘンです。

 

今日は水道橋博士のお店、はかせのみせに行きました。

場所は高円寺と新高円寺を結ぶ、ルック商店街です。

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新高円寺よりにありました

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うおお〜。

まだオープンして1週間も経ってないとのこと。

入り口はあの映画の。。

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欲しいーーーー!!!!!

はい、映画『シャイニング』の絨毯ですね。

店内には水道橋博士のコレクションや日記、販売品の靴やTシャツが並んでいます。

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靴は水道橋博士が履いてたもので、美品が並んでました。

そういえば水道橋博士は以前にバラいろダンディにて、「靴だけは綺麗なものを履け」と、たけしさんの教えを受け継いでるとおっしゃっていましたねえ

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ただ、俺はサイズが合わない!!!👞

 

あ、あ、俺もたけしさんの教えを誠に勝手ながら受け継ごうかな。。靴だけは綺麗なもの履こうかな。

 

水道橋博士の10代の頃に記した日記は見てて読み応えがありました。

というか、自分と重ね合わせてしまった。

もともと僕が水道橋博士を好きになった理由は僕が好きなものに必ずといっていいほど、水道橋博士が関係していたからです。

 

僕は22歳なのですが、中学のときはTHE BLUE HEARTSを聴いていました。で、調べると甲本ヒロト水道橋博士は同級生でYouTubeで2人が対談したラジオを聞きました。

そして、僕は映画が好きなんですが、園子温監督の『愛のむきだし』を見て衝撃を受けた時、水道橋博士伊集院光さんのラジオで『愛のむきだし』を絶賛していました。

映画の批評を読んだり聞いたりしているとき、町山智浩さんと水道橋博士が同じ番組に出ていました。そしてそこで高橋ヨシキさんも知ることに。

それから水道橋博士の本を買うようになったりしてハマっていきました。

 

「なぜいつも好きになるものの先に水道橋博士は立っているんだろう」

その興味から博士をどんどん好きになり、今では好きなものの先になぜかいるというよりもダイレクトに博士の影響を受けてるみたいな感じになっています。、

 

そしてはかせのみせに行き、日記を見れば僕が10代の頃に書いていた日記にそっくり

びっくりしました。

 

映画に点数を付けて自分なりに感想を書く、それも内容はディープで、何かの世界の中で自分だけでいるような。

映画『時計じかけのオレンジ』には僕もかなり影響を受けているのですが、博士の日記の『時計じかけのオレンジ』のページだけには付箋が貼られていました。

 

なりたいもんに俺もなりたいな〜。

 

日記を見てると店で働いてた博士の付き人さん?とお話しできました。

水道橋博士を好きになった理由を話すと、その人も同じように自分の好きなものの先には水道橋博士が必ずいたそう。

水道橋博士はたまに店にいらっしゃるそうで、いるときにまた行きたいな〜〜。

 

最後にTシャツを購入

この下の柄のやつです。

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また行こう。

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相席屋 【大阪 梅田】での話

こんばんは自称バームクーヘンです。

今回は相席屋に行った話です。

といっても、行ったのは3月の話。

前々から相席屋という存在は知ってましてめちゃ気になってました。

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相席屋とは、女性は飲み食い無料で全くお金はかかりませんが、男性は10分毎500円、600円と料金がかかるシステムで男2人組と女性2人組とが店員さんによって''相席''されて一緒に飲むみたいな感じのとこです。

合コンのセッティングしてくれるバージョンみたいな感じですかね。

席は30分〜1時間くらいで交代します、もしくはどちらかがチェンジてきなことすると変わります。

 

この残虐システムのなかでボンクラがどうなってしまうのか、パリピばかりやとどうする?超人気ない席みたいになったらどうする?いや、それはそれでオモロイ。。

 

てなわけで僕は友人と相席屋に向かいました。

相席屋とデカデカと書かれた看板の前にはキャッチのお兄さん、このお兄さんがスーーーパーーーーチャラそう。。

こえ〜〜!

俺が来るようなとこじゃない!!絶対!絶対に〜

でも、引き返すわけにはいかない、調査をしたい、この世の裏を見たい。。

だがしかし、そもそも相席屋の内装がわからんぞ、飯食えるのか?腹が減ってるぞ俺は。空腹にお酒はアカン。

僕たちは近くにある牛丼屋に駆け込んでとりあえず牛丼のセット食いました。

(友人は緊張しまくってて牛丼ミニみたいなの食べてました)

 

こんなボロボロの男2人で相席などできるのか??思えば合コンなんてしたことない、誘われたこともない、男女で飲むのも大学のゼミで2回あったくらい。。

あああいけるのか、いや行くしかない。

 

そして相席屋に再び向かう。

スーパーチャラいお兄さんに声をかけて入店したいと伝えます、すると身分がわかるものの提示をお願いされます。

んで、中へ案内される、、

初めての相席屋、どうなるのか...

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〜1組目 終わりの始まり〜

 

僕たち2人は案内されました。席にはおそらく25歳くらいの女性2人。のっけから物凄い凍りついた空気でなんとか話そうと頑張ります。

 

僕「こういうとこ初めてで、ドリンクって自分で入れるんですよね?」

女性A「...そうですよ」

女性B「(携帯ポチポチ📱)」

僕「お2人は職業は何をされてるんですか?」

女性A「福祉系のお仕事です」

女性B「(携帯ポチポチ📱)」

 

 

 

いや、女性Bずっと携帯触ってるーー!!

 

 

 

10分ほどこういう時間が続きまして、ついに「チェンジ」みたいな感じなり、僕たちは戦力外通告を受けます。

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相席屋やべー。もう、無理かもしんねえよ〜。

 

スタッフ「では次の組へどうぞ〜」

 

 

〜2組目 新たなる希望〜

 

「キャハハハ!」

ある席から笑い声が聞こえます。

どうも2人の女性が爆笑しており、そこの席に案内されるらしい。

金髪でマルボロを吸うまあまあなギャル(仮名 あきさん)と、ほろ酔い状態で金髪彼女にぐでーーんと、寄り添う女性(仮名 ともこさん)

そんな状態の席へ、案内される。

 

あきさん「どうも〜〜!え、めっちゃ野球部やん!」

僕の友人は坊主だったのでそれをイジられる

その、あきさんの第一声から一気に空気が軽くなり話しやすくなりました。

ともこさんは依然、ほろ酔い状態で顔が火照っている。

歳は20歳と21歳で僕の2つ下と1つ下の大学生でした。といっても、あきさんの方は今年から就職するらしく学生身分最後のはっちゃけ、みたいな感じでした。

就職する先はどんなとこなのか?

 

すると、あきさんは

「じむでーーす!」と、いや、事務!?

ジムならわかりますが、ギャル事務とは。

話をすると簿記の勉強をしているらしく計算系には強いみたいでした。

ギャルすげえ

 

ともこさんは就活生でその日も面接の帰りに寄ったとのことでした。

理由を聞けば、「ただメシ」!と即座に返ってきました。

そんな2人と1時間ほど話していると、どうも僕自身、鼻に違和感を感じてきました。

 

オレ(あ!!!!!!忘れてた!!)

 

そうです、僕はその日、既に鼻血を2回出していました。しかも大量に。

 

(やべ〜。相席屋で鼻血て前代未聞やぞ、どうする、もう帰るのか?)

 

いろいろ考えた末、鼻血が出たら即トイレに行って治癒する。そう決めました。

その後もなんだか話は進み、計1時間半くらいお話ししました。ええ感じ、のとこで店員がきてそろそろ違う席へと指示されます。

 

2組目で相席屋の楽しさがわかり3組目の方々のところへ向かいます。

 

〜3組目 僕らの番号〜

 

スタッフ「こちらで〜す」

 

続いて案内された席の方々は客観的に見て、相席屋にくる服というよりは婚活パーティーに行く時みたいな服装のお二人。

大学生らしく、僕の一個下でした。

 

全体的な話をすると、この時点で6人中、4人が21、22歳の大学生。

他の席を見渡してもたぶん、そのくらいの年齢の人がかなり多い。

男性は社会人の22〜35歳くらいでまちまち、逆に男性で大学生っぽい人たちは3割くらいでした。

先ほどの流れからスムーズに会話することができ、そのあと1時間くらいは話しました。

ここで僕は思った。

 

(LINE交換したい...)

 

その場だけで楽しむのもいいですが、LINE交換という選択肢もあるっちゃある。そしてこれまでそれをしてこなかった。

LINE交換はクラス、ゼミ、バイト先以外でリアルに聞くなんてのはほぼなく、聞くなんてのは至難そのもの。

そろそろ店員がきて席移動かな。。そのタイミングで僕は聞きました。

 

僕「...LINE交換しませんか?」

 

女性a「地元帰るんで〜〜」

 

 

 

        はい、終了〜〜!!

 

 

 

たしかにそれはそや、地元帰るならそらそや。

話した小1時間ほどありがとうございましたって感じですよ、むしろ俺が変な感じにして終わらしてしまった!!くそ〜〜!!!

 

そして案の定、店員さんがやってきて僕らは席移動します。

 

.....

 

「クラブ行こっか!」

「いこいこ〜!」

 

 

背中で僕は2人がそう話す声を聞きました。

ふう、。地元帰るまでに大阪楽しんでほしいな!

 

 

 

相席屋より愛を込めて〜

 

この時点でおおよそ3時間ほど経過しており、そろそろ出ようかな、なんて思い店員にそれを伝えると

 

店員「もう次の席確保してるんで、行ってください!女性待ってくれてるんで」

 

えー!!終わるときどやって終わるのー!

相席屋から出るときどうすんのー!それ、繰り返しのパターンちゃーん

んで、そんなこと言われたら申し訳ないし行くやん!

 

そして、4組目に突入しました。

 

〜4組目 満腹は僕らだ〜

 

次の方々はおそらく僕よりふた回りくらい上の人たち。その差からか、2人も息子に接するかのごとくソーセージをバイキングで取ってきてくれます。

「食べなよ!🥓」

そうしてトレイにはソーセージがむちゃくちゃある。正直、飲んで食べてお腹いっぱいでしたが断るわけにもいかず、加工肉を食べまくるしか僕たちに選択肢はありません。

お話の内容は落ち着いた感じで社会人になってからためになりそうな話ばかり。

そういった意味ではよかったです。

が、とにかく「食べなよ!」と勧められる!

 

若いやつ=よく食う

 

 

4組目にして、僕たちは石原軍団ばりの方程式の中に当てはめられ、めちゃめちゃ食いました🍚

 

そしてそれが1時間続き、もう時間も時間だったので相席屋を出ることになりました。

参考程度にいうと3時間半ほど滞在し、会計は1人11000円くらいでした。

 

合コンもしたことない、複数人の男女で飲むこともほぼしたことない僕にとっては楽しい時間でした。

そのときそのときに偶然相席になり、その1時間が終わればそれ以降話すことはまあ殆どないわけで、変わった時間を体験できると思います。

中には心開いて打ち解けてくれる人もいてそんな人には感謝でした。

みんな色々あるってことがわかりましたね。

 

2組目の金髪ギャル、あきさんはタバコを吸ってたのですが

(僕は女性も妊娠中などを除いてタバコを''吸いたければ''全然吸えばいいと思うし、男で、自分は吸ってるくせに女性には「吸うな」と言う人が1番嫌いって考え)

あきさんは吸いながらもどこか後ろめたさを感じてることを話してくれました。

たしかに男女問わず、タバコを吸う人は吸い始めたきっかけ(それが好きなミュージシャンに憧れて、彼氏彼女と別れてから、元彼元カノの影響など)が大小少なからずあると思います。

あきさんはある''きっかけ''で吸い始め、「ほんとはやめたい」と口にし始めました。

 

僕はタバコも他のことでもなんであれ、きっかけで始まったことは別のきっかけでやめれると思います。

ああ

今も吸ってるかな〜

どうやろなあ

吸いたかったら吸えばいいと思うけど、「ほんとはやめたい」言うてたし、べつのきっかけが起こって本人の思い通り、やめれてたらええな〜〜

でやろな〜。事務頑張ってるかな〜

 

相席屋の空間でしか会わなかった人、会えない人みたいなのもあるやろね

相席屋はいろんな意味で面白い。

今後また行くかは置いといて一回経験してみるのもありやと思いました。

 

以上、相席屋レポートでした

 

 

おわり

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東京きて15日

こんばんは自称バームクーヘンです

僕は一人暮らししてます。

それも東京都。

 

一人暮らしで気付いたことがたくさんあった。。

あと、東京に感じることも山ほどあった。。

1人で生活すると僕しか消耗品を消費していく人がいないため、モロにわかるじゃないですか。個人の消費のスピードが。

1番実感したのはドレッシングです。

 

東京きて15日ですよ、

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この大きさのやつ、はい、

もう使い切りました。

 

いや、どんだけ俺ドレッシング使ってんねん!

 

実家帰ったら母さんに「ドレッシング消費しすぎてた」って謝ろうと思います。

その他にもやっぱり食事の面で思うことは色々ありますね。

トースターがないので食パンをフライパンで焼いたり、ね。

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これは意外とイケるんですよ、弱火で焼いたらいい感じになります。

強火やとパンの耳が焦げちゃうのでダメです!

 

あとはお金は余裕もないのでオカズを確保できず、ふりかけかけたご飯をオカズに白米食うみたいな日もありました

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んで、やっぱり作るの楽なモノで済まそうとするとやたらと麺類ばかり食うようになる。

麺類といえば東京は蕎麦屋が凄く多くないですか?僕は完全にうどん派なので困ります

 

あと、パン!!東京はパンは6枚切りがベースなんですかね?

僕の家は5枚切りがメインなので5枚切り探すんですけどあまり売ってない!

6枚やと1人でなかなか消費できないんですよ、やから晩飯食パン2枚食ったときもありました🍞 

どんだけ食うね〜ん

 

ま、ま、ま、そんな感じでとにかく食事に関してはいろいろ学ぶことがありますよね。

なんせ食費もかかるし

 

んで東京住んでて思うのはマジで彼女めちゃ可愛いのに彼氏そんなになカップルが多い!!

なんなんじゃそりゃ〜

なんなんすか、一体

あと街中でスーパーいちゃついたりしてるし

一体なに!?

コンビニで並んでるときもいちゃついてんすよ、俺はポカリスエット買いたいだけやのに!

 

ほんで東京はなんせデカイ、デカすぎる、デカまらです

もうマンションも商社ビルもなにもかもデカイ、しかもそれが中心だけじゃなくて、いたるところにあるってのが意味不明。

体感でいうと東京は大阪の8倍は栄えてますよ。大阪はデカビルはなんばとか梅北とか中心だけなんでね。

大阪帰られへんやん、どうすんねん。

 

ほんで休日はまあブラブラブラするんですけどもこないだは中野ブロードウェイに行きました。ヲタクの聖地、サブカルチャーの聖地ですね。

最初着いたときは「え?こんなとこなん?」て思いました。

普通に美容室とか薬局とか時計屋とかあってよくある駅前商業施設みたいな感じやったんですよ。

それが、ちょっと探索すればエゲツない店ばかり

音楽、雑誌関連の店ではめちゃめちゃ昔の雑誌や解散したバンドのTシャツ、グッズが山ほどある!

掘り出したら凄いレアもの出てくると思いますよ。

ちなみに僕は『音楽と人』の甲本ヒロト×峯田和伸の対談載ってるやつと、ロッキングオンのパンク特集のやつ買いました。

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かっこいい〜。

 

まあそれ以外にも面白い店だらけでしたね。

村上隆の事務所みたいなんが独特でした。

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オモチャ屋、カード屋さん、漫画屋、もう全部が魅力的でめちゃめちゃ良かったですね。

映画のポスター売ってる『観覧舎』て店は推測ですけどポスター1000枚くらいありました。

未知との遭遇』『シックス・センス』のポスターも欲しかったけど、とりあえず2枚、この2枚を買いました。

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『観覧舎』さんにはチラシも大量にあって発掘したかった〜。

2001年宇宙の旅』のチラシ、フツーーに置いてんすよ。意味わからんでしょ。欲しい

 

中野ブロードウェイには18禁っぽい店もあるんですけど暖簾もまったくなくてテンガとか大人のオモチャ大量に置いてる店もありました。

そこで小学生くらいの子がいてビックリしましたけどね。あと、換気できてなさすぎてなんか店内がゴム臭かったです。

んで、中野ブロードウェイ、地下降りよ〜ゆーて降りたらスーパーがある!そしてアイス屋さんで買ったアイスをみんなが食べている、!🍨

と思ったらお婆ちゃんとかは蕎麦食べてんすよ、中野ブロードウェイなんなんすか。

怖い、文化が怖い。

完全に中野ブロードウェイに飲み込まれましたね。

周辺の商店街もめちゃ面白いんでかなりオススメですね。

東京住むなら中野がええわ〜。

 

で、その日はそれで終わりまして次の日。

僕は霞ヶ関、国会議事堂周辺を散策しました。

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なんか知らんけど国土交通省の写真撮りました。

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国会議事堂

 

外務省らへんで右翼の街宣車が6台くらいいて怖かったです。

 

はあ、東京都。

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次はどこをブラブラしよ

まあテキトーに歩こう

 

 

すっかり酔いも冷めちまった

涙ぐんでもはじまらねえ

 

 

ほな

銀杏BOYZアルバム『光のなかに立っていてね』レビュー

こんばんは自称バームクーヘンです。

今回は銀杏BOYZのアルバム、『光のなかに立っていてね』のレビューをしたいと思います。

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ー概要ー

まずはこのアルバム、2014年にリリースされまして製作期間は7年間、銀杏BOYZとしては約9年ぶりのアルバムでした。

ライブ音源を改良したアルバム『BEACH』と同時リリースされました。

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そして、この2枚のアルバムを機に他のメンバーは脱退と、とにかくまあ物凄いエネルギーを注ぎ込んだアルバムなんですね。

銀杏BOYZにとって一番のターニングポイントですね。

 

ー収録曲ー

 

1.17歳

2.金輪際

3.愛してるってゆってよね

4.I DON'T WANNA DIE FOREVER 

5.愛の裂けめ

6.新訳 銀河鉄道の夜

7.光

8.ボーイズ・オン・ザ・ラン

9.ぽあだむ

10.僕たちは世界を変えることができない

 

です。

次のアルバムはいつになるのでしょう、ということでとりあえず『光のなかに立っていてね』について思うことを書いていきたいと思います。

 

ー世界から社会へ、非現実から現実へー

 

まず、銀杏BOYZのアルバム2枚

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この2枚を銀杏初期としましょう。

 

銀杏初期では''君と僕だけの世界''という考え方が基盤となっていました。その世界を夢見て曲が生まれてる感じですかね。

その頃は君と僕の世界、2人だけの世界を夢見てた訳です。

それと比べ『光のなかに立っていてね』では''世界''よりも、''社会''に重きが置かれました。

 

世界=夢(非現実)

社会=現実

 

そして【世界=夢(非現実)】の構図の曲は銀杏初期で歌われ『光のなかに〜』以降の銀杏の曲は【社会=現実】で展開されていくわけです。

ぽあだむの歌詞、「夢見る頃を過ぎて英雄なんかいないって重々承知してんだ」に顕著にそれは表れていますね。

または「僕たちは世界を変えることができない」の歌詞にもそれは表れています。

一応触れとくとエンジェルベイビーの「ロックンロールは世界を変えて」という歌詞はロックンロールそのものが【世界】の中で存在しているためにそうなるわけです。

ここに矛盾はないです。ただし、銀杏BOYZは【社会】の中で留まることになった。

 

さっきから言うてる【社会】というのはいわゆる現実的な日常の話ですね。学校での社会、仕事場での社会、つまりは終わることのない日常の話です。

そして初期銀杏では日常の【社会】はクソだと、【社会】はクソなんだから見限ってそれよりも夢見て2人の【世界】に、生きている実感を見出そうとしたわけです。

でも、その夢見た【世界】てのは手に入れてしまうと自分自身は社会の中に存在するために、夢見た【世界】がクソ【社会】、日常になってしまうわけでそこでパラドックスに陥るわけですよ。つまりは手に入れた瞬間に夢見た【世界】は消えてしまい、結局のところ幸せと呼べるものを実感できなくなるわけです。

初期銀杏はあえてそういった一瞬で消えてしまうという部分に作品性を見出したわけです。

そのへんは駆け抜けて性春の歌詞なんかはわかりやすいと思います。

(わたしは幻なのあなたの夢の中にいるの...とか)

 

ただ、【手に入れた結果、いくらクソ社会を見限っても自身は社会に存在するため夢見た世界はクソ社会の仲間入りに変わってしまう構図】のなかに自分を置いてしまうとします。

すると、その構図の中で追いかけてきたものが一瞬で消えてしまうということを不幸せと感じた場合、不幸せのために生きてるみたいなトンチンカンなことになるわけですよ。

またここでも永遠に繰り返される連鎖、パラドックスが出てくるわけです。

「それでもいいや」って思えれるくらい凄いのが銀杏初期の異様さなのですが、峯田はおそらくそのへんのパラドックスを断ちたいと考えたのではないでしょうか?

メンヘラ製造機、不幸せの生産者とか思われても嫌でしょうしね。

 

そこで、僕たちには【世界】よりも前の段階に【社会】があるじゃないか、となったんでしょう。

終わることのない社会をクソだとしてたけど、どうせ社会の中で生きるしかないんだから終わりなき日常に光を見出そうとした。

『光のなかに立っていてね』は基本として非現実から現実へ、というメッセージがあると思いました。

そのため、ぽあだむの歌詞ではPOP過ぎる歌詞にマックのコーヒーなど過剰なほど日常のワードを入れたわけです。

音の話をすると、峯田はインタビューで「I DON'T WANNA DIE FOREVERはゲーセンみたいな音にしたかった」と述べています。

ありふれた日常の要素、現実に存在する空間の要素をそうやって存分に作品に散りばめたわけですね。

 

そしてこれまで【世界】ばかりに囚われていたけど、よく考えればクソ【社会】も混沌や混乱の中で光るものはあるわけでそこに作品性を見出します。

そして終わりなき日常に佇むあの娘の姿や、記憶の中にある、かつての日常にいたあの娘の姿にスポットライトを当てます。

日常の混沌や混乱はアルバム全体を通して纏うノイズが大きく効果を表していると思います。

 

ここから曲の話で。

ーぽあだむ、ボーイズ・オン・ザ・ラン

 

ぽあだむとボーイズ・オン・ザ・ランについて、書きます。ぽあだむのMVは本当に良くてね女性の日常にある一瞬の笑顔を記録し社会の中で光る彼女たちの素晴らしさを見せてくれました。

その日常の瞬間の連続が良くて、その連続、連続、終わることのない瞬間によって、終わりなき日常を見出しました。ぽあだむMVはそういった瞬間の連続性があるわけです。

 

方や、ボーイズ・オン・ザ・ランのPVは男たちのしょうがない姿をこれでもかと写します。

ボーイズ〜のPVもひとりの人のコマの連続という点ではぽあだむと変わらないのですが、ボーイズ〜に出てくる男たちは何処か「終わりに向けて駆け抜ける感じ」があります。

ぽあだむMVには終わりに向けて駆け抜けるというより、終わることのない日常の中での一瞬の光を見出してると感じました。

終わりに向けて進んでいるか(ボーイズ)、一瞬の繰り返し・連続性(ぽあだむ)か、2つの曲はこの違いがあると思いました。

 

ー金輪際ー

金輪際ってワード自体は堅苦しくて仏教用語っぽいですが思うにそこにそんな深い意味はないと思うんですよね。金輪際って意味は永遠とかですよね、永遠を言い換えただけやと思います。曲調も歌詞も好きです。歌詞を読むとなんかすっごい単純なんですがでも惹かれちゃう。そこがいいです。

ー愛してるってゆってよねー

『光のなかに立っていてね』の中でいえばライブで歌われることの多いこの曲。

凄く曲調がPOPでラップもするわけです。が、この曲は僕が思うに「銀杏BOYZはこれから変わりまっせ」てきなメッセージを過剰に表明しただけで、この曲はそれ以上もそれ以下もないと思うんですよ。「変わりまっせ」ていう単なるパフォーマンスなだけに聞こえるので、正直ライブで聴くともうそれはわかってる!てなっちゃいます。

 

 

最後に峯田は

世界に絶望したわけではなく、

アルバム全体の話では散々『光のなかに立っていてね』は【世界】から【社会】へ移行したということを書いてきたわけですが、決して峯田がかつて夢見た【世界】を見捨てたというわけじゃないと思います。

それよりも、社会の存在を取り戻したという感じじゃないでしょうか。そして銀杏BOYZは【社会】に留まることになりましたけど、それでも【社会】の上に【世界】はあるわけです。

ただ、それは銀杏初期で表現されてきた日常、つまりはクソ【社会】そのものを見限って【世界】を歌う。というよりもある種、新たな銀杏では悟りを開いた状態ではないでしょうか。

 

僕たちはやっと日常を取り戻したと、【世界】より前に【社会】があって、そんなクソみたいな【社会】や現実にも光はあって、まずそこを見ようとしたんじゃないでしょうか。

そうして【社会】の中で生きることを実感すれば、【世界】を夢見たとき以前より強固なもの、考えになっているわけです。

クソだと見限って見て見ぬ振りをしていた【社会】を新たな銀杏の姿で取り戻したわけです。

 

『光のなかに立っていてね』は銀杏BOYZの悟り、次なる段階を表したアルバムでした。

その段階への移行によって凄まじいエネルギーを使い、さらには前半で書いた、銀杏初期の、そもそもの【社会】を見限って【世界】に希望を見た結果生まれてしまうパラドックス【手に入れた結果、自分という人間は社会の中で存在するため世界を手に入れた瞬間にクソ社会の仲間入りになる構図】のせいで連載が大きく膨らみ、バンドとして消化できない凄まじいパワーを溜め込んでしまい、銀杏BOYZは崩壊してしまったんじゃないでしょうか。

 

しかしながら現実を知り、終わらない日常に生きる実感をなんとか見出そうとすることでそこから見る【世界】は以前よりも素晴らしく映り、社会に自身の存在があることを自覚し、さらには社会そのもの(クソ社会を認める、悟り)への理解を行なったためにパラドックスも存在しないので【不幸せのために生きてしまう連鎖】ももう生まれてこないわけです。

 

かなりのエネルギーを使い、それでも知り、実感することで以前よりも強固に僕と君の世界について想像できるでしょう。

『光のなかに立っていてね』は、僕たち銀杏BOYZを聴いてきた人々にそのようなことを教えてくれた気がします。

 

 

 

最後に『新訳 銀河鉄道の夜』の歌詞解説を試みたいと思います。

『新訳 銀河鉄道の夜』の歌詞は、以前とは違う【自覚できた社会】と【かつて夢見た世界】そして【これから夢見る世界】の3つが混在してて素晴らしいと思います。

 

 

新訳 銀河鉄道の夜

 

作詞作曲 峯田和伸

 

 

点、夜の口がまた閉じていく、汽笛の湯気に
猫、歌う讃美歌、あわれむな、僕はここ

(「あわれむな 僕はここ」、つまりはもう僕は以前と違う。世界から社会に、非現実から現実に移行)


東南東わずかに東に骸骨島が沈みます
ハロー、今、君にすばらしい世界がみえますか南風は椰子を揺らし、シリウスは瞬いて
あなたは僕のはじまりで、あなたは僕の終わり

(「あなた」は夢の中にいる、けど以前とは違うので手に入れても消えない、終わりなき日常に彼女の姿を見出すために「僕の終わり」とする。以前のように触れると消えるわけじゃない、夢は触れても消えない。これからもずっと夢、想いは続くことを示唆) 


街灯はぼんやりと点いたり消えたりした
靴音はこつこつと響いたり止まったりさ
シベリア鉄道乗り換え、中野駅で降ります
ハロー、今、君にすばらしい世界がみえますか


恋人たちは夢のなか、静かに歌うのでした
あなたは僕のはじまりで、あなたは僕の終わり

(「恋人たちは夢の中」は以前夢みてた僕と君、そしてもう一度「あなたは始まりで終わり」現実社会での終わらない恋)


銀河鉄道の夜
僕はもう空の向こうに
飛びたってしまいたい
あなたをおもいながら


世界はいつも取りかえしがつかなくて

(「世界」あの頃の【世界】はパラドックスに陥る取り返しがつかないものだった)


僕たちはいつも思いがけない
あたたかいギターは夜を冷やす

曇った君の声は僕を走らせる 走らせる 走らせる

 

信じますか よどみ続ける愛を

(かつては夢見ても一瞬で消えてしまった、しかし今は違う。終わりなき日常で愛は続く「信じますか よどみ続ける愛を」)


ハロー、今、君にすばらしい世界がみえますか


銀河鉄道の夜
僕はもう空の向こうに
飛びたってしまいたい
あなたをおもいながら

 

(この部分はゴイステ、初期銀杏の銀河鉄道〜と変わらないけど、言葉の意味は以前よりも遥かに強く明確な意思に変わる。自覚した社会から見る世界について語る。あのとき夢見た彼女は一瞬で消えてしまった、でも今は違う。また彼女に逢いたいと、「飛び立ってしまいたい あなたをおもいながら」は泣ける)

 

 

 

 

 

いや〜『新訳 銀河鉄道の夜』の歌詞良いですね。。以前との歌詞に出てくる''僕''の意思の変化を考えると泣けます。

めちゃくちゃ書きましたが、質問があればお願いします。

たぶん【社会】とか【世界】とか繰り返しましたしちょいややこいかもなんで。

 

最後までありがとうございました。

次の銀杏BOYZのアルバム楽しみに待ちましょう。

 

おわり

 

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ジャニーズにハマった男3/春松竹 関西ジャニーズJr.のコンサートを見て

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こんにちは。

ジャニーズにハマった男、自称バームクーヘンです。

去年の11月頃、僕はジャニーズ文化が面白いってことに気付きまして、Sexy ZoneにハマりJr.のprinceにハマり、雑誌や写真集などを購入しました。

ちなみに自担は現prince、もうすぐキンプリとしてデビューする岩橋玄樹くんです。

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はあ、かわいいなあ。

ちょっとまてい!!!!今回は関ジュの話なんや、記事なんや、いわげんについて語ると長くなるので岩橋玄樹トークは今回はここまで!!!

 

で、で、で、ジャニーズにハマったからには生で彼らアイドルを見たいと思いました。

ただなかなかチケットが取れない故、何かしら会員にならないといけないわけで、なかなか行けませんでした。

そして今年1月、僕はジャニーズJr.情報局の会員になりまして、やっとですよやっと関ジュのコンサートが春休みにあるということで申し込み、チケットを取ることができました。

 

僕は関西ジャニーズJr.やと大西流星くんが好きです。

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あと西畑大吾くんも好きです。

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動く彼らを見て欲しい!

 

 

まあこのように僕は好きなジャニーズがいるわけですが、僕は男です。

突然何を言いだすねんって感じですけど、僕は男なんですよ。

ただね、「男やから」みたいな男の''かくあるべき姿''みたいなものは捨てましょう。

ジャニーズにハマった男にそれは必要ないのです。良いものは良いんですよ。

 

来たる3月13日、関ジュのコンサートかある日です。

僕は松竹座に向かいました。
開場の際、初のジャニーズということもあり、ドキドキが止まりませんでした。


俺は、俺はジャニーズを楽しむんや!!

 

ー春松竹 関ジュスペシャルshow感想ー

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いやあ初のジャニーズ、松竹座には凄い数のジャニヲタがいました。まあ僕もジャニヲタなわけですが、男は女性100人いて1人いるかな?くらい。

まだまだ肩身が狭いです。とはいえ肩身は狭くても、おそらく身長は一番デケエ

男といっても彼女の付き添い(みたいな感じ?)がほとんど。僕みたいな大男はいない。

「村にバケモノが降りてきた」みたいな空気にならないか心配でしたが、まあそんなのは関係ない。ジャニヲタの方々はその日、推しに会うために最大限そのアイドルに集中しているわけです。

 

物販ではグッズがたくさん売っていました。

 

俺は大西流星くんが載ってるメモ帳を買ったぜ〜

 

んで、グッズも買ったところで自分の席に向かいます。僕は二階席の一番後ろでした。

双眼鏡は持参、準備は万端です。

ちなみに双眼鏡には入り口で貰うシールを貼らないとダメです。

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初めてのジャニーズ、生ジャニーズ。

女性アイドルの現場は何回か行ったことあったんですが、ジャニーズの現場は独特でしたね。

 

・ジャニヲタと女性アイドルヲタクの違い

まず、ヲタの違いですが女性アイドルのヲタクは見た目からわかるわけですよ。Tシャツやタオル、ハッピを着たりね。そして曲によってコールが何回もあるわけです。

そしてお馴染みのコールなどもあり、ちょっと難解やったりするわけですが女性アイドルのヲタクは覚えてたりするわけです。

それに比べ、ジャニヲタはごくごく最低限のグッズしか身につけない、待ってても団扇やペンライト持ってるくらいですよ。

(指定のペンライトがあり、現場で指定以外のペンライトを使うことは許されない。)

そしてTシャツ、タオル、ハチマキ、ハッピを身につけている人ってのは皆無。

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いうたらこのような、わかりやすーーいヲタクはジャニーズの現場には全くいないです。

どうやらそのようにグッズを大量に身につけるより、如何にその日最大限自分のベストの状態にするかつまり、カワイイを舞台上の彼らの目に届けるか、そう感じさせました。

おそらくですが、女性アイドルが好きな男のヲタクは発散系(グッズを身につけコールをする)外に外にアイドル好きパワーを放つ感じで、ジャニヲタは吸収系、アイドルパワーを自らの内に内に溜め込む違いがあると思いました。

 

思えば僕がジャニヲタになって世にジャニヲタがめちゃくちゃいることに気付きましたが、同時にその人たちが実は日常生活においてジャニヲタであることを隠していたり、大きな声で「ジャニヲタである」ことを公言していない現実を知りました。いうたら隠れキリシタンみたいな感じなんですよ。

これだけ多くのジャニヲタが存在するわりには、高校時代、関ジャニ以外のヲタクは自ら「ジャニーズが好き」であることを言っていない印象がありました。

そしてコンサート会場には多くのジャニヲタが集まり、推しやステージを見るわけです。

僕もそれを見ました。

 

・ステージ上での彼ら。

生で見たジャニーズ。

もうね、キラキラが凄いんですよ。ときめきが止まらないんです。

どんだけカッコイイねん!キラキラやねん!の連続なわけですよ。

特に特に、センターの西畑大吾くんがヤバイ。

顔面から、いや、全身から放たれるあのアイドルエネルギー凄まじい。

大西流星くんも良いです、可愛いです。関ジュのみんな良いです。歌カッコいいです。舞台をフルに使った演出がハンパやないです。技術さんありがとう、照明さんもありがとう。

そして関ジュの中で向井康二くんや兄さん方の後輩を見る眼差しや優しさが溢れてます、良い、素晴らしいよ君たち!!、

ああ、褒めがとまらねえ!!

 

そして関ジュ春休みスペシャルshowでは入所したてのホヤホヤジャニーズJr.の紹介もありました。

おそらく6〜8歳くらいの児童6人くらい👦

その子たちが紹介されたとき、その日一番の声援が送られました。

 

「きゃーー!、!かわいいー!、きゃー!」

 

可愛いけど、流石に年齢!!!

一瞬冷静になってしまいましたがまあ可愛いですし、未来のアイドルと考えたらうん。この件は飲み込みましょう。

 

んで、関ジュは関西やからか、新喜劇ちっくなコントも間に挟みました。40分くらいかな?

30分〜40分曲、30〜40分コント、20〜30分曲の計2時間ほどの公演でした。

関ジュのあの、みんなで盛り上がるわちゃわちゃ感が凄く良かったです。あれは関西人ならではじゃないでしょうか。

そして関ジュの兄さん方と、若手の子たちとの信頼関係がよく伝わっていました。

個々にそれぞれの強み、良さがあり、それが掛け合いになって相乗効果をもたらしていると思います。

舞台を何回も何回も行い、現場を体験することでテレビに出た時も、ある程度活躍することができるわけです。

 

・アイドル=偶像

ジャニヲタになり、ジャニヲタ内部に潜入して色々わかりましたよ。

初の生ジャニーズを見て、違うグループの公演にも行きたいと思いましたね。

そして舞台の上は勿論のこと、やっぱりアイドルを見るお客さん側のヲタク文化も面白いです。

アイドルは偶像という意味ですがそれを応援する行為はいわば、ちっこき偶像崇拝なんですよ。

信じてやまないもの、それを追いかける行為は集団になればなるほど強力なパワーが生まれると思います。

ジャニーズができて60年ほど経ちますが、ジャニヲタ内部で受け継がれるアイドル追っかけ信念や、色々な形式(ジャニヲタ内でしか使われない造語など)さまざまな独自の文化がそこにはありました。

ジャニヲタとしてこの文化をもっともっと掘りたいと思います。

 

さてさて、そんな堅苦しい決心は置いといて正直、早く次のコンサート、ライブが見てえよ!!

知らない世界だらけ!!!はあ、

今のところ目標は今度デビューするキンプリを生で見ることです。

 

よっしゃ、見るぞ〜〜!

 

おわり

 

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関西!関西!Jr.!

 

ps.

「関西アイランド」って曲が凄く良いのでオススメです。

『劇場版テレクラキャノンボール2013』を見た。

こんばんは自称バームクーヘンです。

今回は『劇場版テレクラキャノンボール2013』の感想について書きたいと思います。

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まずは見てない人に向けてネタバレしてない感想、途中からはネタバレを含む感想を書きます。

 

まずはこの作品、アダルトビデオのシリーズとして1997年から何作かあります。

『劇場版テレクラキャノンボール2013』(以下 テレキャノ)はそれの劇場版、つまりは完全なるAVじゃなく映画として公開されたものです。

予定では6日間だけ公開されるはずでしたが、口コミが広まり瞬く間に一大ムーブメントとして盛り上がりました。

公開当初、トークショーも行われ雨宮まみさん、『童貞を。プロデュース』の松江監督、宮台真司さん、バッファロー吾郎Aさんなどがゲストとして呼ばれました。

その後、バッファロー吾郎から後輩のナイナイ岡村さんに10時間版のDVDが渡されたみたいです。(後にめちゃイケでテレキャノのパロディが制作される)

また、クイズ☆タレント名鑑水曜日のダウンタウンなどを担当する藤井健太郎pが企画し、TBSでは芸人キャノンボールが制作されました。

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こんな感じでですね、他業種を巻き込むくらいテレキャノ2013はムーブメントを起こしたのです。

そもそもAV監督が映画を作ること自体が業種の枠組みを超えた話なので映像を作る、様々な業種に''感染''してくのも頷けます。

 

ーテレクラキャノンボール2013のルールー

改めてそもそものテレキャノとはなんなのか説明いたします。軽ーく。

まず、キャノンボールとは車やバイクを使った非公認の長距離レースです。

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この映画オススメ!

 

なのでテレキャノでも出場者は車やバイクに乗り、仙台、そして札幌まで競い合います。

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んで、んでよ、テレクラキャノンボールのテレクラとは?

まああのテレクラですね。

個室に電話があり(基本的に)女性から電話がくるのを待ち、会話する場所です。まあその後デートしたり、セックスしたり、みたいなそのきっかけを掴む場所です。

 

テレキャノはそれを融合したレースです。

つまりは簡単に言うと如何にゴールするまでにセックスするか、また変わったプレイをしてポイントを稼ぐかなんですね。

ポイントってのはただ早くゴールすりゃいいってもんじゃなくて、例えば相手の女性が顔出しOKなら+ポイントとか加算されていきます。

(このポイントがめちゃくちゃ細かい!)

そしてこのポイントがレースの勝敗を決めます。

テレキャノにおいてはレースよりセックス、それに伴うポイント合戦がメインになります。

形態はレースやけど、元がアダルトビデオなのでね。劇場版でもおそらく3分の1くらいはセックスシーンです。

で、参加者はAV監督、カンパニー松尾さん、バクシーシ山下さんなどなど、の6人です。

優勝すればAV女優2人と寝れるってわけです。

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さてさて、僕がこの映画を初めて見たのは1年半ほど前でした。

見たときは衝撃でしてね、なんか心に残るけど同時にとても胸糞が悪くもある。

この映画は+100点と−100点が同じくらいあると思います。それについて書いてきます。

 

 

(まだネタバレしませんが、ここから気分を害す恐れのある内容に入ります。)

 

 

 

まず、構造的に都会に住む男(プロのAV監督)で競われるレースで、いかに地方の素人女性を抱くか、そしてセックスする女性においても例えば40代はマイナスポイントだったり、その人を評価するわけです。

んで、一人一人が1日のうちでハメ撮りしてきたビデオを公開し、判定する会議のシーンでは仲間内で笑ったりします。

さらに優勝すれば綺麗な女性2人を抱ける。

そういう構造になってるんですよ。

なので、はっきりいってテレキャノはかなーり胸糞悪い映画です。僕個人としても手放しで絶賛できる映画では全くないです。

この映画が完全なる女性蔑視の上で成り立っていることは間違いありません。

感想書く前にそれは言うときます。

また、監督のカンパニー松尾さん自身も作家湯山玲子さんとの対談で「賛否があって当然」ともおっしゃっていました。

実は劇場版に編集する際に、セックスする前の女性との会話を少なくしたり、何故女性もこの映画に出る決意をしたのかという部分が劇場版では映画の尺の問題で切り落とされたため、劇場版テレクラキャノンボールがブラックな内容になってしまったそうです。

10時間版のテレキャノはバランスが取れているそうな。

まあそれでも2時間ちょっとの劇場版テレキャノの構造的欠陥は間違いないと思います。

 

ただですね、テレキャノは男性のそういういやーーな側面を物凄いはっきりと見せているんですよ。作品として本来なら隠す部分を正直に見せている。それは倫理的欠陥にもなりますが、リアルを写すドキュメンタリーとしては逆に嘘が無く凄いことやと思います。

それもドキュメンタリー映画監督じゃなくて、AV監督がドキュメンタリーを撮ったからでしょう。

その異質感、ゲテモノ映画やけどその嘘の無さがね見てて凄いんですよ。

さらには劇中では純粋な愛が一部見れる側面もありましてね、嘘だらけの世の中で正直なゲテモノ映画が、愛を見せてくれる瞬間があるんですよ。生きるとはなんなのか?人生ってなんなのか?その問いにも、この素晴らしきゲテモノ映画は1つの答えを導いてくれます。

僕も見てる最中に胸糞悪!て何回も思いましたが、最後には何故か泣いてました。

なぜこのゲテモノ映画で泣けるのか?

なぜ?

 

 

(ここからネタバレありの感想に入ります)

 

 

 

ー素人女性たちー
改めまして、テレキャノは男性の愚かな面を全面に見せる素直さと滑稽さがあります。

''非日常''に生きるAV監督と素人女性の''日常''が交わる瞬間をこれでもかと見せられます。

そこにカルトが生まれるわけですが、そんな瞬間なかなか見れないです。

この映画はその瞬間、カルトな世界を見せてくれるわけです。

出演する素人女性にもそれぞれの人生があり、「この出演が人生のターニングポイントになった」と語る女性もいました。

そしておちゃらけて明るいギャル風な女性(前半の方でバクシーシ山下さんと3pした人)はこれまでの人生を語ってくれました。

「ウケる」が口癖の彼女は成長する過程で受けた暴力などを語り、最後に「失うもんなんかもうねえよw」と半分笑いながら言いました。

彼女が自分のセックス、それも友人と山下さんとの3pというカルトな空間で撮られたものを映画として記録されることを了承する。

それは人間の証明のようでした。

テレキャノがただのエロ映画ではなく、ドキュメンタリー映画とされる理由がわかります。

 

彼女以外にもそれぞれ人生があり、セックス以外の部分が映し出されます。

カメラを向ければその人はその人を演じてしまうと言いますが、だからこそ、その人は本来の思考や人生の歩みを語り、本性が丸裸になっていきます。

プロのAV監督はセックスもその人の全部もカメラに抑えていくんですよ。

ケタケタ笑う悪ーい面もありますが、そういうプロとしてカメラを持ったときの姿勢にはプロたる所以を感じました。

男たちはテレキャノでポイントを稼ぐためにセックスを持ちかけますが、それに答える女性は何を想い映画に出ることを了承するのか。

普段はふつうに接してるような感じの人たちもいっぱい出てきます。

ドキュメンタリー映画として、ゲテモノ映画ですがそこには余りにも生々しいリアルが映し出されます。

 

ー監督たちー

6人のAV監督にはそれぞれ個性があり、良さがありました。特にビーバップみのるさんは何も考えてないようでほんとに何も考えてない感じがよくてね、でも謎に言うことやセックスに対しての姿勢がかっこよかったりするんですよ。

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テレキャノでの名言そして迷言である「ウンコ食う人生か食わない人生かなら食う人生を選ぶ」だったりね。

みのるさんは途中から採用されたウンコポイント(女性のウンコを食べれば3ポイント加算)のせいで、カン松さんに負けてしまうんです。

自分はレースで女性のウンコを食えなかった。そして負けた。それを認めて最後に新潟へ向かうフェリーで彼は新潟行きのフェリーに同行したりんちゃんのウンコを食べたんです。

 

ちょっと待ってください、僕も暑くなりましまが冷静に考えて彼はウンコを食べたんです。やあらへん。

 見ていて頭がおかしいけど、当の本人たちは物凄い真剣にしてるっていう可笑しさがね、面白いんですよ。しかも本人たちが勝手に話して決めたいわば悪ノリみたいなもんです。

やけど、それが劇中でかなり肝になってくるんですよ。

んで、ウンコ食うことと人生を結び付けて熱く語るわけです。すげえドキュメンタリー。

ウンコを食べるか食べないかの人生、食べない選択をした結果負けたと。

そしてそんな自分を食ってかかるために、人のウンコを食べて成長する。

なんなんですかこの映画は!すごい世界!

僕はちゃんと見るとキモち悪いんで食うシーンは目を細めて見ました。

 

レースが終わり、レースのゴールは終わりましたが監督たちそれぞれのゴールが残されてるわけですね。

ビーバップみのるさんは食う人生を選び、バクシーシ山下さんは賞品を楽しみます。

そして監督のカンパニー松尾さんは新潟行きのフェリーである2人のことを考えていました。

それはレース参加者の嵐山みちるさん

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と、賞品ガールとしてテレキャノに招待されたAV女優神谷まゆさんです。

みちるさんはレース中に事故りかけ、そこから神谷まゆさんに貰った御守りを車に付けて走っていました。

そもそもみちるさんは当時h.m.pの専属監督で神谷まゆさんはh.m.pの専属女優でした。なので監督と出演者であったのですが一度も絡み(セックス)はなく、でも近い存在やったんですね。

で、神谷まゆさんから御守りを貰ってそれをみちるさんがつけてレースに挑むと。

 

カンパニー松尾さんからみちるさんが御守りを付けてたことを聞いた神谷まゆさんは泣いてしまいます。

カンパニー松尾さんも号泣しだしてね、急に純愛映画になるんですよ。

純愛をハメ撮りという形でまた記録します。

神谷まゆさんがとても良くてね、素人女性の方々はもちろん、彼女もこの映画になくてはならない存在でした。

 

ー神谷まゆさん、その後、ー

そしてみちるさんとのハメ撮りを終え、テレキャノ後にもう一本撮った後で彼女はAV女優をやめました。

 

みちるさんとのハメ撮りを終えた彼女は笑顔でね、光ってたんですよ。

AV女優をやめてしまったけど、そのときの笑顔は記録されてるわけです。

永遠なんて嘘っぽいですけど、嘘だらけのこの世の中で存在するこのゲテモノ映画はそういう嘘を排除し、人間の証明や出演した女性の一瞬の表情や人生を記録し、元AV女優神谷まゆさんの笑顔も映画という形で保存しました。

たとえば100年変わらない笑顔もこの作品が100年残れば本当になるわけでね、嘘が本当になるんですよ。

 

 ー素晴らしきゲテモノ映画のテレキャノー

 

非日常と日常が混ざり合い、人間の愛も汚さも全部見せるほど正直で、そこに嘘がないテレキャノは、出演した監督たち女性たちのそれぞれの人生やゴールも丸裸にして見せてくれました。

最初書いたみたいにこの映画は構造的欠陥のある作品ですが、ドキュメンタリー映画として面白くてなんだか心に残る要素もあります。

素晴らしきゲテモノ映画なわけですよ。

 

僕は『劇場版 テレクラキャノンボール2013』を知ってる人生か、知らない人生かなら知ってる人生を選びます

  

はい、おわり

 

 

 

 

 

ちなみに派生作品としてこんな映画もあります。

『劇場版BiSキャノンボール2014』

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公開中『劇場版 アイドルキャノンボール2017』

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